鳥影 (角川文庫 き 6-13 ブラディ・ドール 8)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041612132

作品紹介・あらすじ

妻の死。息子との再会。男はN市で起きた土地抗争に首を突っ込んでいき喪失してしまったなにかを取り戻そうとする……静寂の底に眠る熱き魂が、再び鬨の声を上げる!”ブラディ・ドール”シリーズ第八弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第八弾。
    立野。

  • 主人公は死なないと読み進めたサスペンス。最後の最後で息子がやられるなんて…。後味が悪い。先に命を落とした義父そして無残な殺され方をした母親の思いを叶えてやってほしかった。

  • だから鳥影。ジンとした。なんとも浪漫チックな最後。いつもの人たちの影は薄かったな。これでブラディドールシリーズ読破。

  • 久し振りのシリーズ。スペンサーみたいで良かった。

  • ブラディ-ドール 8

  • 父と子の物語。息子の太一が死ぬシーンは後味が悪いラストだが、この本の巻末に書かれている北方さんと親父さんのエピソードを読んで胸が熱くなる想いがした。

  • ブラディドールシリーズ第8巻。今回の主人公は3年前に別れた妻を救いに街を訪れた立野。

    男が喪失したものを取り戻そうとする話であり、父と子の話でもある。太一は立派な「男」の一人でありました…。

  • 『ブラディ・ドール』シリーズ第8作。
    流石にこのやるせないラストは印象に残っていた。何度読んでもやるせない……。
    巻末の対談も面白かった。

  • いままで読んだなかで、いちばん好きな巻かも知れない。
    立野良明。好きだな、この人。誰でも持っているはずの恥ずべき感情から、目を背け続けてきた人だからかもしれない。
    それにしても、読み終わってみると、この題名、凄く悲しいです。

  • 中国ものの北方謙三ばっかり読んでこなかった自分が、新たな北方小説を発見してしまった。「鳥になって飛びたい」本当にそう思えるのは、本当の父親だからだ、と思う。でも飛べないのは、その鳥に影があるからだと思う。そして両翼に打たれた楔、魔の手からは逃れようがないのだ。。そう読んでて思った。泣かせてくれる怖くて切ない物語です。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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