名将大谷刑部 (角川文庫 な 10-16)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 32
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041633359

作品紹介・あらすじ

大谷刑部は、光を失った目で人生の岐路となった賤ヶ岳の山稜をのぞんでいた。「七本槍」に乗り遅れ、官僚派武将の道をたどることになった過去が脳裏に甦る-。その「不戦の武将」刑部が今、西軍の一方の旗頭として、家康の大軍と勝敗を決しようとしている。関ヶ原への途上、刑部は感慨にうちふるえる。豊臣家への忠節、石田三成への義、そして自らの武断派への夢、すべてを賭けた最大の戦が幕を開ける!知勇兼備の名将を描く大型歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 一日で読みきってしまいました。厚さは1CMくらいでしょうか。。でも、そんなことおかまいなしに 、グングン引きこまれました。私は歴史が苦手なので、関が原の戦いは 誰が行なったのか、誰が勝ったのかわからないので、歴史小説なのに、先がわからず、ドキドキして読みました。この主人公の大谷刑部という人物は、桜のような見事な散り様を見せてくれる、いい男でした。

  • 知勇兼備で人格者と云われる大谷吉継の人となりが、平易な文章で表現されており、歴史小説の初心者にもオススメである。
    ただ、吉継自身、戦の経験が少ない為に仕方が無いのだが、戦の場面が少ない上、関ヶ原など、描写が思いの外あっさりとしていて、紙幅を割いていないのは残念である。
    秀吉が言ったとされる、「百万の兵を指揮させてみたい」も引用して欲しかった。

  • 4041633354 509p 1999・5・25 初版

  • 大谷刑部は、光を失った目で人生の岐路となった賤ヶ岳の山稜をのぞんでいた。「七本槍」に乗り遅れ、官僚派武将の道をたどることになった過去が脳裏に甦る―。その「不戦の武将」刑部が今、西軍の一方の旗頭として、家康の大軍と勝敗を決しようとしている。関ヶ原への途上、刑部は感慨にうちふるえる。豊臣家への忠節、石田三成への義、そして自らの武断派への夢、すべてを賭けた最大の戦が幕を開ける!知勇兼備の名将を描く大型歴史小説。

  • 途中まで読んだのだが、文章が単調なうえ、どうにも登場人物に魅力を感じられず…。
    「いかなる時も冷静沈着な刑部」というのを描きたかったのかもしれないが、どちらかというと人間味にかけるという印象。

    また、書くことがなかったのかもしれないが、刑部の女性関係にかなりの頁を割いているのは如何なものか。
    話の大筋に関わってくるのかと思えばそういうわけでもなく、何のために登場させたのかがよく分からない。

    読み手を選ぶ作品と思われる。

  •  戦国武将の中でかなり上位で好きな人。
     業病に身体を蝕まれながらも主家のため、友人のため、天下のために命を賭した智勇兼ね備えた名将。天正10年以前の情勢で活躍して欲しかったな〜。
     因みに、真田-大谷-石田-直江のラインが好き。(石田は微妙だが)小早川嫌いです。

     著者の戦国武将モノが割りと好きです。 

  • 大谷吉継好きなれば一度は読むべし。

  • 大谷さんの病に関する描写が凄まじくてとてもどきどきしました!!!
    千絵さんが可愛くて可愛くて!!!ある場面で千絵を助けに来た時に何気三成もついてきたのが萌えでした(オイ
    ただ、三献茶を彼の入れ知恵にするのはどうかと。。。
    千絵の刑部と一緒に生きたいっていう気持ちが痛くてすごく良かった。

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