城取りの家 (角川文庫 な 10-17)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041633366

作品紹介・あらすじ

父祖二代にわたって"城取り"で武功をあげてきた竹中家に生まれ、宿命のようにして難攻不落の要塞、稲葉山城を攻略してゆく半兵衛の人物像を陰影豊かに浮かび上がらせた表題作「城取りの家」。関ケ原役において九州を平定し天下をも望む加藤清正一世一代の野望を描く「虎之助一代」。ほかに福島正則、直江兼続、大月義政など、戦国乱世を駆け抜けた男たちの生と死を綴った雄渾の戦国武将伝。

感想・レビュー・書評

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  • 7編の短編集・後半3作は強大な大名の狭間で権謀術数をかけ生き残りを図る小豪族に鮮烈な印象を受けました。

  • 4041633362 345p 2000・3・25 初版

  • 戦国時代の武将を主人公とした7作が収録された短編集。前半3作は関ヶ原を舞台として、加藤清正・福島正則・直江兼続というおなじみの武将を描いた作品。そして表題作は竹中半兵衛の城取りの話。後半の3作は、マイナー武将を主人公とした苛烈な生き様を描いた作品。大月義政・平賀政康・津月棟行らが、決死の生き残り戦術に賭ける悲哀な小豪族の運命にしびれました。

    2009.5.1読了

  • 7編の短編集。表題作は半兵衛の話。他に清正や市松、兼続の話も入っているのですが、一番心に残ったのは『赤い軍旗』でした。血は水よりも濃い…というか、生き残りを掛けた地方の豪族の凄まじい生き方が鮮烈。

  • 初版本

  • 7編の戦国短編集。加藤清正、福島正則、直江兼続など有名武将の短編もさることながら、小豪族の生き残りを賭けた戦いを描く2編が強烈な印象

  • 市松の哀愁漂う晩年/すれ違う上杉主従/血塗られた家系…いろいろ詰まっています。短編集なのに一話一話がとても色濃い。

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