- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041643068
作品紹介・あらすじ
大手都銀・協立銀行の竹中治夫は、本店総務部へ異動になった。総会屋対策の担当だった。組織の論理の前に、心ならずも不正融資に手を貸す竹中。相次ぐ金融不祥事に、銀行の暗部にメスを入れた長編経済小説。
感想・レビュー・書評
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感想は、下巻で。
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小説ではあるものの、いや小説だからこそ当時の熱気と狂気を感じられる。
『融資』の概念が変わる。笑 -
面白い。小説とはいえ、実事件を元に描かれてる。バブルの解説やメカニズムの本はいくつか読んだが、小説は現場の話をリアルに描いてくれるため、また違った面白さがあり、銀行という世界を垣間見ることができるのが純粋に楽しい。バンカー小説は初めて読んだので、その分感動も大きいのだろう。流石、ベストセラー。
下巻は上巻で巻き散らかされた伏線が活きてくるのだろうか。楽しみである。
・小野ひろー尾上縫
・日本産業銀行ー日本興銀
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金融列島シリーズは面白い。主人公が格好よくて羨ましい限り。
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珍しく映画のほうが面白かった!
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著者の特長は内容のすさまじいリアリティさ。
都銀、不良債権、不正融資、総会屋対策、MOFなど
一見して距離を置きたくなる内容だが
ぐぅっと読者を惹き付けるストーリー展開は流石。
こういった内容だからどうしてもテンポが悪くなる
報告書の引用が含まれるが、会話中心の心情表現と
情勢の変化を描写する際のテンポには感服。
映画化されているみたいだからレンタルしようかしら…。 -
T部長に勧められて読んだ本。バブル期の銀行の悪行と、総会屋や暴力団との関わり、政府と銀行の関係、などが描かれている。難しい表現もよく出てきて読むのに時間がかかったけれど、今の仕事にも形を変えてでてきそうなお話でした。
サラリーマンとして上司とどう対峙するのか、面白いお話でした。 -
事実、実名に基づいたバブル期の金融業の状況。