呪縛(上) 金融腐蝕列島II (角川文庫 た 13-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643105

作品紹介・あらすじ

思いもかけなかった検察による大手都銀への強制捜査。朝日中央銀行企画部次長の北野浩は崩壊の危機に直面し、志を同じくする役員、上司、同期のMOF(大蔵省)担らと共に銀行の健全化のために立ち上がる。派閥問題をめぐる上層部の葛藤、外部勢力の圧力、マスコミによる糾弾が続くなか、北野たちは闇社会や組織の呪縛と闘っていく。新執行部のもとで頭取秘書役に抜擢された北野は、行内の軋轢と外圧にさらなる闘いを挑む。ビジネスマン誰もが感じる大組織の閉塞感からいかにして脱却していくかを、一人の管理職の生き方を通して活写する問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 朝日中央銀行に勤めるエリートサラリーマン・北野が主人公。検察の強制捜査が入り、総会屋との関係が明るみに出るなど、大銀行の病巣にメスが入れられていく。逮捕者や自殺者が出る中、朝日中央銀行は闇の勢力との決別を宣言するが、権力に固着する過去の呪縛の象徴、佐々木相談役が依然として力を持っており、政治家からの口利きなどを通し改革以前の状態に戻そうとする。佐々木に敢然と反旗を翻す北野。再生に向けて苦闘するミドルを描いた問題作。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou6405.html

  • 率直に前作の方が面白い。

    主人公もカッコよすぎるというか、骨がありすぎて、共感しづらい...

  • 【作品紹介】
    思いもかけなかった検察による大手都銀への強制捜査。朝日中央銀行企画部次長の北野浩は崩壊の危機に直面し、志を同じくする役員、上司、同期のMOF(大蔵省)担らと共に銀行の健全化のために立ち上がる。派閥問題をめぐる上層部の葛藤、外部勢力の圧力、マスコミによる糾弾が続くなか、北野たちは闇社会や組織の呪縛と闘っていく。新執行部のもとで頭取秘書役に抜擢された北野は、行内の軋轢と外圧にさらなる闘いを挑む。ビジネスマン誰もが感じる大組織の閉塞感からいかにして脱却していくかを、一人の管理職の生き方を通して活写する問題作。

    ※感想は下巻のレビューに記載

  • 内容があまりにもリアル過ぎて、読むに耐えなかった。魑魅魍魎が跋扈するのはどこの組織でもある事。それを変えようとする方も死守する方も結局は自分を守るために過ぎない。そんな世界に身を置いた事のある者にとって、今となってはいったい組織は誰のためのものかという疑問しか残らない。

  • 日本金融界を舞台にした金融腐食列島シリーズ、昭和の香り漂う

  • 株主総会のシーンで号泣しましたね(笑)

  • エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!

  • 企業小説というのはやっぱり面白いです。

  • 感想は下巻

  • 序盤少しもたつく感じだったが段々ノッて来る感じ。08.6.6読む。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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