青年社長(上) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 884
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643143

作品紹介・あらすじ

父の会社の倒産、母の病死を乗り越え、幼い頃からの夢だった「社長」になるため、渡邉美樹は不屈の闘志で資金を集め、弱冠24歳にして外食系ビジネスを起ち上げる。順調に軌道に乗ったかに見えたが・・・・・・。

感想・レビュー・書評

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  • ワタミフードサービスの会長、渡邉美樹氏がいかにしてベンチャーから一代で大企業へと成長していったかを描いた実名の経済小説。子供の頃から社長になるという夢を持ち、居酒屋つぼ八のフランチャイズ店から出発し大企業との業務提携やその後のお好み焼きチェーン店の展開、売り上げ減少で迫られる業態転換など、不屈の闘志で山積する課題を乗り越えていく姿は爽快。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou6404.html

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • なるほど

  • 渡邉美樹さんをモデルとした自伝的小説。
    人間性、志の大きさ、闘志。
    男の生き様とはかくあるべし、と思わされます。

  • 2008年04月01日 19:11
    読むと、やる気が出る本。

    小説としては、スラスラ読めます。

    実話なんですが、ちょっとした動作など本当かな。と思ってしまうほど、

    細かく書かれている。



    読んでる途中、「美樹さん、すげえ。」と何度思ったか。



    しかしこれだけ成功すると、やはり闇の部分ってあると思う。

    そこは書いてあるようで書いていないのかもしれない。



    あと、何と言っても、妻との結婚過程がすごい。

    普通、相手が結婚していたり恋人がいたりすると、

    最初から、あきらめるのが定石だと思うが、不倫とかではない方法で、

    結婚した。



    これから人にアドバイスするときは、

    「何もしないうちから諦めるな」と言うことにしようと思った。

    ちょっと勘違いか!?自分はともかく。

  • 大学生の時に読んで、ビジネス小説は面白いと感じさせてくれた。影響受けすぎて和民のインターンになったほど。

  • 当時の時代を想像しながら読み、神奈川の街とか歩くと楽しいかも

  • 泣けた。
    下巻が愉しみ。

    「ただ俺と一緒に仕事をしたら、後悔させないと約束する」

    状況もスケールも違うけれど、最近そんな気持ちになった事があったばかりなので、素直に感動した。

  • ワタミ・フードサービスの創業者、渡邉美樹氏の創業物語。

    本書が描く渡邉氏は、行動力・バイタリティ・リーダーシップがあり、明け透けな性格で、周りを惹き付ける魅力に溢れている。一方、型破りで非常識、無鉄砲なところも多い。要は、良くも悪くも相当゛青臭い゛人物。人妻に一目惚れして口説き落とすくだりにはびっくり。

    ゛つぼ八゛のフランチャイジーから出発したワタミが成功したのは、「お客様に対して奴隷になったつもりで接する」という渡邉社長の厳しい店舗経営哲学にあったからこそ。かなり過酷な労働環境があっただろうことも想像に難くない。逆に言うと、そこまでしないと成功は覚束ないということなんだろうなあ。

  • 幼い日、母の死と父の会社の倒産という悲しみを体験した渡辺美樹は、小学校の卒業アルバムに「社長になる」という夢を記した。大学卒業後、経理会社で経理を覚えた渡辺は、「大卒」と罵倒されながらも佐川急便のセールスドライバーとして働き、起業資金を稼いだ。学生時代に創業の夢を誓った仲間たちと、居酒屋「つぼ八」のフランチャイズとして遂に会社設立にまでこぎつける。お好み焼きチェーンの立ち上げ、サントリー、日本製粉との提携というチャンスも訪れるが。急成長を遂げたベンチャー、ワタミフードサービスの成功を実名で描くビジネス小説の傑作。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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