地球暗黒記 2 (角川文庫 緑 690-15)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041690154

感想・レビュー・書評

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  • 1巻のがワクワクしたかな…でも、最後が気になる終わりかただったので、3巻に期待

  • 1875年のキャプテンクックの時代ではハワイはサンドイッチ諸島として地図上には記載されています。火(火山)と水(滝)と山で繋がった環太平洋諸島の神話をベースに、太平洋諸島が大洪水で消滅した後も残るようにと意図された第二の日本国をめざしてハワイを占領しようとしていた江戸幕府の陰謀や、日本人労働者によるストライキが発生した事件などがつながり、舞台はハワイ島のキラウェア火山に。なぜ日本人はこんなにもハワイが好きなのか?根源に迫る話を、ノアの箱船からヴェリコフスキーによるとんでも科学まで総動員して語られて行きます。現在のアメリカ色に染まったハワイなど偽りの仮面。ロシアも日本も狙っていたハワイのどろどろとした世界が広がって、ますます不思議なお話となります。ホノルルだって歴史はあるけれど、ダイビングはマウイ島だろうけど、う〜ん、火の島ハワイ島に行きたい。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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