新宿チャンスン: シム・フースイVersion3.0 (角川ホラー文庫 2-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 116
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041690239

作品紹介・あらすじ

現代建築の枠を結集した双頭の摩天楼・新都庁舎。凍てついた夜、この工事現場で魔除け柱が掘り返させた。その瞬間、封印されていた怨念が息を吹き返す-。工事中に続発する事故。地下水の噴流。怪火。そして、遂には作業員までもが消息不明に。都庁職員の要請で、風水師黒田龍人とミヅチは、庁舎に巣喰う"魔"の正体を暴こうとするが…。異才・荒俣宏が、新宿風水の謎をここに解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 荒俣さんにしては、面白みに欠けるな~。
    風水などの説明は興味深く読めるのだけれど、最後の戦いが
    軽いんだよな~。
    それに、父親の死がどうしても理解できない。説明不足な気がする。
    荒俣さんなら、もっと面白く書ける気がする。
    やっつけ仕事みたいな感じ。

  • 98

    新都庁建設現場に復活した鬼神。東京の町を風水の観点から解明。文章、描写は平易でクセがない。

  • レックスムンディで荒俣氏にはまっての一冊。
    相変わらず蘊蓄がものすごい。風水とかなるほどの連続。
    他国の文化についても興味深かった。荒俣氏の本に書いてあることは鵜呑みにしていいのかたまにわからない時があるんだけど、どこまでがフィクションなのか・・?
    ストーリーは初めから最後まで飽きずに読めた。案山子ってそういう扱いもあるとは・・昔の風習とか諺ってホントに奥が深くて面白いなと思う。
    もっとこの作家の本を読んでみたい。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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