- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041690345
感想・レビュー・書評
-
死に様、生き様、著名人だろうと一般人だろうと、死は一様に訪れる、何よりも平等なもの。生きることを考えることは、死に方を考えることでもあるんだよな。毎日毎日考えることは尽きないけど、進んでいるのか、後戻りしているのか分からないことも多々。それでも生きていき、死について、命について、死ぬまで考え続け、その中に幸せを見出すしかない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
友人からの贈り物。
生き様を描くものは多くても、死に様を描くことは少ないように思える。それは死を忌避し、蓋をしてなかったことにしようとする人間の性質なのか。
書き手の影響が出るから書き手の関心に沿って描かれてしまうのは致し方ないこと。しかも死に様を詳細に描くことは口を閉ざされたり、記録が残っていなかったり、開示の同意が得られなかったりとかなり難しいことだったと思う。
記録の都合上、どうしても著名人ばかりの死に様であるが、どんな人間であっても、必ず死ぬ。望むと望まざるとにかかわらず、死は平等だ。どのような人生を歩んで来ようと、必ず死を迎える。
落ち着いて死を受け入れる者、じたばたする者、最期まで自分の仕事を続ける者。ほんとうに様々な死に様である。
死に方を伝えることはそれは裏返し、生き方を伝えることに他ならない。死ぬという事実から始めることで生きることが始まる。 -
ノンフィクションではないかな、なんだろう。
知識人99人の死に方、というタイトルそのまんまの内容だけど、とても興味深い。
監修が荒俣宏だけど、彼ならではの作品だなぁという感じ。
荒俣宏の前書きが一番面白いかも。 -
高橋さんから試食してからはや幾許か、ようやく購入。折口信夫から読み始めたが、大変興味深い。死に際になにかその人間の膿のような生々しい部分が表に出てきているような。ただ、それぞれ書き手によって面白みに斑があるような。まあ、それも良いような。表紙で虫に例えられているのが気になるような。
-
石川淳の煙草の本数に唖然
-
いろんな著名人の人生についてかかれています。
こんな死に方してたんだ とか知らなかったこと多々ありw
それだけでなく その人のいきざまも
なんとなくだけど 伝わってきた本です。 -
2009年10月
-
ひとは必ず死ぬのです。
それだけは避けられないのです。できれば、ガンにはなりたくない。心臓破裂とか飛行機爆発とかあっというまに死ねればいいな。 -
一人目の手塚治虫は目頭が熱くなりました。今死んだら、死んでも死に切れないくらいにやりたいと思う事が自分にはありません。