- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041762080
感想・レビュー・書評
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原田宗典自選恐怖小説集。
「恐怖」ではなくその一歩手前の「奇妙さ」を書いたという筆者あとがきの通り、
人間が存在し、社会の中で生活をしてゆく上で生まれ、静かに膨らみ、そして気づかぬうちに
確かに存在している「奇妙さ」を読者にありありと感じさせる作品が選ばれ、連なっている。
人間って怖い。 -
ショートショート。
タイトルに興味を引かれて購入。
『ミズヒコのこと』が印象的。 -
ポール・ニザンを残して が一番好きかな。表題作はイマイチ切れ味が悪いような気がする。奇妙な話という感じ。
「ミズヒコのこと」「削除」「ポール・ニザンを残して」「空白を埋めよ」「いやな音」「屑籠一杯の剃刀」 -
やっぱりこの人の文章好きです
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原田宗典がホラー?
原田先生といえば、テンションの高いエッセイが多いが、ホラーというより、奇妙さに満ち溢れた小説も読む価値あり。
この中の一篇が20歳の頃に書いたものだという。
うーんやはり才能というのは
若いうちから出てるんだろう。 -
あからさまな痛み、そして見えない違和感、何処かしらずれた雰囲気、それらが炙り出す恐怖。叫びだすようなものではなくて、背中がぞわぞわとするような。