この闇と光 (角川文庫 は 10-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 852
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041785041

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーものでオススメだとどこかに書かれていたので、読んでみた。

    最後に二転三転するけど、そこまで驚きはしなかった。

  • やばい……!!

    どんどん惹きこまれて、貪るように読んでしまった。
    先が気になるのは勿論、とても美しく、とんでもなく萌える作品でした(´∀`)
    幸せな読書だった…。うっとり。
    読み終わった後も魂は持ってかれたままで、放心状態になるというか。
    なんでもっと早くに出会わなかったのかと!!

    社会の大多数の人間が光だけを見る醜悪で汚らわしい俗物に思えてしまうのなら、隔絶され閉じた世界で闇すらも含む美しいものだけに囲まれた暮らしこそが真であり全て。
    そういう考え方そのものが、なんて耽美なんだ。

    『神の名はアブラクサス』
    (といえばやっぱり「ウテナ」も連想してしまう。解説にも出てきててなんか嬉しかったりw)

  • 好きな画家の名前がぽんぽん出てきてそれも面白かった。
    捕らわれの姫の真実は・・・

  • 警戒心ビリビリで読んでしまいました。まっさらな気持ちで読んでいればきっと、どんでん返しに驚いたでしょう。

  • きれいなファンタジーの世界が途中で夢から覚めるみたいにガラッと変わってしまいます。人によってはそこで興醒めしてしまうかも。自分は楽しめましたが。

  • 途中で違和感を感じつつ読んでましたが・・・終盤大どんでん返し!

  • 種明かしされてからの世界の変わりようがすごい。面白かったし、読んでよかったと心から思えた。

  • 前半はファンタジーの世界みたいで、ほんわかします。

    後半は雰囲気が大きく変わって、いろいろな真実がわかります。

    とてもよかったです。

  • -真の贅沢、真の愉悦。薔薇の香油のような- という文句に惹かれて手に取りました。
    前半は期待通りの耽美な物語で、その世界観にどっぷり浸かることが出来ました。後半の展開も予想通りではあったけれど、退廃的で良かった。
    文章の一つ一つが綺麗で何度でも読み返したくなります。文庫版を購入済。

  • 失脚した父王とともに、小さな別荘に幽閉されている盲目の姫君、レイア。優しい父と待女のダフネ、そして父が語り聞かせてくれる美しい物語だけが、レイアの世界の全てだった。シルクのドレスや季節ごとの花々に囲まれた、満ち足りた毎日。しかしレイアが成長するにつれて、完璧だったはずの世界が少しづつ歪んでいく。・・・これはお勧め!全盲の少女レイアは、闇の中で美しいものを沢山見て触れた。手術により、彼女は光を見ることが出来るようになるのだけれど、そこに待っていたのは、絶望。闇の中でこそ見えた光を、彼女は見失ってしまったよう。何度もの意外な展開があったけど、悲しい場面も嬉しい場面もレイアに共感出来た。とても面白かった。お勧め! 私的には、2003年ベスト3に入る作品です。

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著者プロフィール

1948年生まれ。版画家。日仏現代美術展でビブリオティック・デ・ザール賞受賞。『時のアラベスク』で横溝正史賞を受賞しデビュー。著書に『この闇と光』、『一八八八 切り裂きジャック』(角川文庫)など。

「2019年 『最後の楽園 服部まゆみ全短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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