踊る少女 (角川ホラー文庫 12-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789599

感想・レビュー・書評

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  • 表題作の「踊る少女」が1番面白かった!
    著者はもう亡くなっているようで、非常に残念だ…

  • 踊る少女と11037日目の夫婦はホラーというよりなんだか奥さんがかわいそうで悲しい気持ちになった。うちの奥さんにもおんなじ思いさせてんのかなぁって思いました。
    もっと奥さんに優しくしよう。

  • ホラー小説を読みたくて借りたが、どちからかというと、日常にある恐怖を描いている。そのため、どれも後味わるー。

  • 角川ホラー月間、そろそろ一旦終了にしようかと思う。そしてこちらはホラーというか、ミステリ。

    「オカルトよりも人が恐い」系の短篇集で、全体総じて、それほど怖くない。というのも、全体に作者の中でのルールが設定されているものが多い。

    例えば遠い遠い親戚が「俺が親戚だったら迷惑だろう」と脅してきたり、結婚詐欺確定なのに逃げられないなど、普通に考えたら逃げられないわけではないのだけど、作者の中では逃げられないルールにいるわけだ。

    良かったのはストーカーの話と、子供向けとして、子供が嘘をつく話、それと親戚が脅しに来る話。もちろんそれぞれ、作者ルールに目をつぶった上でという前提で、まあまあの出来かな。

    どれも森村誠一の劣化コピーという話なので、ストーカーの話を中編くらいに広げたら、そこそこ面白くなるんじゃないでしょうか。

  • どこまでも追いかけてくるストーカー男と、新婚旅行についてくる気色悪い鬼姑が怖かった。

    それにしても吉村達也氏の書くホラーは題材は良いのに残念なものが多い。ひとえに人物描写が適当すぎて恐怖に感情移入できないからだと思う。ステレオタイプな亭主関白夫やらヒステリー女やらがよく登場するが、みなあまりにも現実的でない思考をする上に自己中心的すぎてついていけないのだ。

  • 短編集。
    一番最初のモナリザの微笑を読んだ時、思わず自分の顔も試してしまった。
    読みやすい。

  •  「夫婦」「親子」といった家族関係を主題にしたホラー短編集。いずれも保守的な小市民根性を嘲笑うような内容で、怖さと同時にある種の痛快さやシニカルなユーモラスさが感じられて、とても面白かった。

  • ホラーと言うより、ただ単に胸くそ悪い話を集めただけって内容。

  • 短編集。面白かった。

  • 「夫婦」関連する物語の短編集。あまり興味あるストーリーではないが、吉村達也さんらしく、人の怖さ、それに不気味さを加えたような感じで書いていて面白かったです。

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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