パイナツプリン (角川文庫)

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著者 : 吉本ばなな
  • 角川書店 (1992年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041800027

パイナツプリン (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • はじめて読んだよしもとばなな最初のエッセイ。
    その後のエッセイも何冊か読んだけど、やっぱりこれが一番。

    その当時(80年代後半?)の空気やエネルギーも伝わってくる感じ。ブルーハーツやnokkoとかね。

    彼女の小説からも感じられるモノや人や音楽、食べ物への愛情。
    こんな日常なら絶対退屈しないよ、ってぐらいの一風変わった関係者たち。
    (彼女の出身校=日芸に憧れたなぁ…)
    幸せについて「卵持って帰りおばさん」のようなスタンスがいい、と宣う独特の、でも納得しちゃうあの感性。

    東京に住んでた時、意を決して、この本に書かれていたトップスにひとり乗り込み、緊張しながらカレーを味わったという思い出もあります(^^ゞ

    浅草も美味しいお店ばっかり書いてたもんなぁ…。

    夢中になって何度も読み返した本は、たとえ手元に無くとも、いきいきと蘇ってくるんだなと、このレビューを書いていて気づきました。

    また読みたいな〜。

  • 28年前のエッセイでした。とっても素直に思った事が表現されていて、自分にムリせず生きていけてる感じがうらやましいと思いました。またあとから感想がついてるのも面白い。なんだかんだ、ばななさんのお話、好きですし、楽しくサクサク読めました♫2016/9/12完読

  • 平成元年に刊行された、吉本ばななさん24歳の頃のエッセイ集。
    作家デビューした頃のもので、「キッチン」「哀しい予感」「TUGUMI」の話題も出てくるし、デビュー前にアルバイトしていた浅草の話も出てきたりして、プロの作家さんのエッセイ集なのだけど可愛らしい初々しさがあった。

    好きなもののことは褒めまくるというスタンスで書かれているのが潔い。ユーミン、内田春菊、ホラー映画等。愛を感じる書きっぷり。
    個人的に「スウィートホーム」という昔のホラー映画にトラウマを抱えているので、その映画について詳しく書かれているところは興味深かった。伊丹映画だというのも知らないままトラウマを抱えていた…。吉本さん曰く面白いらしい。でももう一度観たいとは思わない。笑

    大好きな友だちがいるっていいな、と思う箇所もあった。会わない期間が長くても、会ってしまえばその時間も一気に取り戻せてしまうような相手。
    愛すべき変人が周りにたくさんいるって、つくづく素晴らしい。

  • 敬遠していたばななさんのエッセイについに挑戦。
    これを機に、ちょっとずつ読んでいきたい。

  • ばななさんが20代の、作家としてデビューされてまもないころのエッセイ。その時期の等身大の言葉がたくさんちりばめられているところがすごく好き。そして、浅草についても色々書かれていて、読むとすごく行きたくなります。

  • 吉本ばななが好きで好きで、私生活にも影響を受けているという人が読めば面白いのかもしれないが、そうでない私には、暇潰しとしてもちょっと役不足と思うような本でした。
    吉本ばなな初のエッセイ集。小説を書かせるとあんなに面白いのに、エッセイになるとなぜ途端にこのようなことに?と首を捻らずにはいられない、と同時に、あれもこれも巧くできちゃうような完璧な人間などいないのだなぁという世の真理や、不完全な筆者への愛おしさすら感じさせる作品ですね。

  • 好きな作家のエッセイっいうのは映画のDVDの中に入っているメイキング映像みたいなもので、物語作品を読んでいるときには見えなかった作家の素顔が垣間見えるようで嬉しい。
    問題は、自分が吉本ばななのファンではないということだ。
    特に興味のない人のブログを読んでも面白いものではない

  • 「きっと彼は春の勢いに負けたんだと思う。心が冷えきっていると、春風は身をけずるように思えるものだ。」
    「日常では言葉はいつも人から良いものをうばってばかりいるが、紙の上ではちがうので、私は言葉を信じている。そして、言葉で表現される他のすべてを信じたい。」
    「もしかしたら、人間のいちばん良いところというのは、そういう雑多な生々しいものをたくさん含んだ、汚濁があってこそ光り輝くのかもしれない。」

  • ちょっと苦手意識があるエッセイにも挑戦しようと思って古本屋で買ったやつ。
    よしもとばななも食わず嫌いやったけん読んでみたかったの。

    で、最初の数編読んで速攻でトイレ行きを決めた。トイレ行きになる本は、どこから読んでもどこで途切れても何の問題もない本。
    で、うんちの合間にちまちま読み進めました。あとがきにトイレででも読んでね的なことが書いてあったのでこれでよかったと思う。
    油っこいスパゲッティのくだりでお腹押さえてうんうんしていたのはないしょ。
    最初の数編では、はあーんなんやこれって思ったけど、中盤からの、ごはんとかアーティストとか映画とか、浅草やら銀座なんかの話は面白かったよ。町田町蔵のこともでてきた!
    逆に最初の数編みたいなのを書かす雑誌ってなんやねんて思った。

  • 普通の人にはわからない、とか
    普通の人は絶対にこんな体験できない、とか
    とにかく「私は普通の人じゃないの!!」というアピールがすごくてなんだかお腹いっぱいになってしまった。

    私の友人は変わっていて面白い人たちばかり、という話が多いけどその友人たちと知人くらいしか読んでいても面白くないと思う。少なくとも私は退屈だった。
    大学時代はほとんど毎日飲み明かしていたとか武勇伝でもなんでもない。飲み過ぎた自慢って会話の中で一番低レベルだと思う。「酔った仲間が池に飛び込んで大笑い、私も飛び込もうとしてたらしくてもう笑っちゃう!私って面白いでしょ?」という感じがもう行間から溢れまくっていて疲れた。

    レストランでウェイターにジンライムぶっかけられたとかいちいち書かなくてもいいのになあ。
    そのウェイターだってわざとやったわけではなかろうに。
    作者は嫌なことがあればすぐ本に書かなきゃ気が済まないのだろうか。

    自分の好きなものはみんな好きなはず!!といった押し付けがましい文章に辟易。
    あなたが好きなものをみんなが好きだとは限らない。
    とりあえず尊敬する人をすぐ神扱いするのはよくわかった。

    「私なんて1年で、ばななに疲れてきちゃったのよ」って言われても。
    「疲れた、忙しい」を連発する人って尊敬できない。

    やっと本編が終わったと思ったら解説もなんだかちょっと面倒な文章でこれまた……。
    類は友を呼ぶのでしょうか。

    作家のエッセイは当たり外れが激しいと思う。
    今回は正直自分の中ではハズレ。

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