パステル学園大乱戦 (角川文庫 し 11-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041804032

感想・レビュー・書評

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  •  清水義範のジュブナイルである。 ジュブナイルだから分かりやすくて面白い。 高校生たちが繰り広げる、ちょっとエッチでSFな小説。 サイボーグ009の加速装置みたいな能力を持つ少年。 天候を自由に操る少年。 視覚的存在を消してしまえるインビジブルな少年。 テレパスの少女   などなど。 しかし そこは清水義範の作品ですので、相手にするのは学園の番長たちであり、そのバックのヤクザ屋さんまでなのである。 恐ろしい敵の超能力者とかはケッシテ登場しないのであった。 しかしこの本面白かったよ。ジュブナイルとはいえ幼稚でつまらないことはなし。変に難しい言いまわしなんかは使っていないのでスラスラスーイスイと読める。 ほんとの娯楽小説って感じがしました。 清水義範のこの手の本はまだ読んでないのがたーくさんあって、はまってしまいそうだよ。

  • 学園アクション。主人公とその従兄妹の下に五人の超能力者たちが集結して、学園に巣食う悪を絶つ。ラストは少し急ぎすぎた感あり。もう少しエピローグがあっても良かった気も。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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