グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)

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著者 : 大槻ケンヂ
制作 : 江口 寿史 
  • 角川書店 (1999年7月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847077

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グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 秋葉原で連続殺傷事件の時に伊集院光さんが、
    「オナニーしてればいいんだ、死ぬほどオナニーしてたらそれでいいんだって、それでいいんだって大きな声で言ってやれば良かったんだ」
    というような事を、凄く凄く悔しそうに噛みしめるように言っていた。
    大槻ケンヂも多分、そういう事を言う人だと思う。
    青少年もそうでない人も、ぜひ。
    読んで、布団にくるまって悶絶した方、きっと同志です。

  • まとまった感想はパイン編に書きたいが……。

    なぜグミ・チョコレート・パインなんだろう?
    自分の地域ではグリコ・チョコレート・パイナップルだったが。
    想像。
    グリコは商標にひっかかるから?
    チョコレートとパイナップルの数が同じで劇的じゃないから、
    チョコレートをぶっちぎり一位にするために、パインにした?
    グリコ・チョコレート・パイナップル=3・6・6
    グミ・ショコレート・パイン=2・6・3

    とりあえず美甘子はいい女だ。
    カーペンターを知っている女子と話ができるなんて……!!
    カーペンターズじゃないよ、ジョン・カーペンターだよ! 
    賢三、おまえ勘違いしているんじゃ!? 
    美甘子みたいな子はそういう間違いをして名画座に来たりするんだよ!
    と胸中叫んだものの、
    美甘子はなんとC級ホラー好き、映画全般に詳しく理論派、
    ハーシェル・ゴードン・ルイスなんて知っているという!
    しかも「ともだちはみんな下らない人ばかり」というメンタリティを持っている!! 
    俺と同じだ!

    こういう女性と、私も出会いたかった。

  • "あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも
    『グミ・チョコレート・パイン』を
    青春時代に1回読むってことの方が
    僕にとっては価値があるのさ
    現実なんて見るもんか!
    現実なんて見るもんか!!

    アンチ!愛と平和!
    アンチ!愛と平和!
    アンチ!ウッドストック!
    アンチ!乱交パーティー!
    I hate myself and I want to die.
    だいっきらい!ぼく自身!!

    じゅうななさーい!
    じゅうななさーい!

    あいつらが簡単に口にする100回の「愛してる」よりも
    大学ノート50ページにわたってあの娘の名前を書いてた方が
    僕にとっては価値があるのさ
    現実なんて知るもんか!
    現実なんて知るもんか!
    ワンワン ワンワン
    ワンワン ワン・・・
    犬人間 ワンワン"

    "必要ない
    しょうもない
    人間を
    Let's go! hunting
    さあ、狩りに出掛けましょう!

    ただし!
    狩りに行く前に
    自分が頭がいいという
    証拠を提示してください
    君たちが
    まわりのくだらない人たちとは
    自分はちがうと言うのならば
    その証拠を見せてください

    証拠なき者は
    犬人間とみなし
    狩られる側にまわってもらいます
    君たちが
    くだらないかそうでないかを決める
    素敵な審査員のみなさんを御紹介します

    ルイス・キャロル
    アリス・リデル
    フーディーニ
    バーニー・ヒル
    トーマス・F・マンテル
    ライヒ
    ケネス・アーノルド
    フェデリコ・フェリーニ
    マリリン・モンロー
    マーク・ボラン
    ジム・モリソン
    カスパー・ハウザー
    エルヴィス
    ザッパ
    ツタンカーメン
    コナン・ドイル
    芥川龍之介
    そして風船おじさん、以上
    順不同、敬称略で御座います

    え~飼い犬が手を噛むので
    私ここで帰ります

    ハハハ ダメなヤツはダメなんだ!
    おまけの人生に向かってGo!Go!Go!
    ダメなヤツはダメだよぉー"


    いわゆる'90年代の筋少にはハマってなかったんですが
    (最近ちゃんと聴いたら仏陀L~シスベリぐらいが好き)
    いま「ニチアサ」といえば平成ライダー、プリキュアですけど

    違う!

    20年前のニチアサといえばブルースワット、ママレードボーイ
    飛んでボイズンガルズでオーケンと水野美紀、菅野美穂
    水野美紀といえばストIIの春麗のCM、といえば筋少
    丁度その頃出た本です。
    今考えたら日曜の朝からオーケンって濃いよなあ。。
    それが普通だった'90年代。

    10年ほど前、失恋しまして
    その後に銀杏BOYZを狂ったように聴いてました。
    でもまだ読まなかった。

    5年ほど前、今の彼女がこの本をくれました。
    そして今ようやく読んだ。

    たぶん、筋少を好きな人たちはこの本や曲から
    教えてもらった映画や音楽が多かったんじゃないでしょうか。
    1ミリも知らんかったですが、全部自分で知ったあとにこの本読んだら全部載ってた。なんじゃそら。


    序盤は青臭い(イカ臭い)感じの表現で始まるんですが
    (昭和軽薄体ってゆーそーです、懐かしくてこっ恥ずかしい)
    読み進めるにつれてのめり込みました。

    最近の作品で言うと、『桐島、部活やめるってよ』(映画版)と
    『惡の華』を足して2で割ったような感じ、
    いやそれらの作品より20年も前にやってますね。

    最初に書いた銀杏の峯田くんなんかは
    「そんな時、僕はグミ・チョコレート・パインに出会った。夢中になって読んだ。不思議と僕の中にあるドロドロが怖くなくなっていった。自分の汚くて怖いとこ、全部認めてあげたいと思えるようになっていったきっかけ。そんな不思議な本。
    ドロドロは... 続きを読む

  •  高校生の時に、一度パイン編まで読んだ。当時、考えていたこと、感じたことが甦ってくる。小説は読み手の心理状況に左右される部分が大きい。

  • 十代のうちに読めなかったのは残念だけど、時代が違うんだよね。カッコ悪い青春は好きだけど、暗い友人とバンドをやって周囲を、自分たちを変えたいって、あんまり感情移入できなかったのが残念。あと、性にかける情熱みたいなんもなかったし。ひいてしまった。もっと落ち着いた夢のない時代に育ったなあと実感。

  •  大槻ケンヂさんはオールナイトニッポンのファンで、音楽もすごく好きだったので、そのせいかあまり小説には興味がなかった。しかしこの小説はとても評判であったためいつか読みたいと思っていた。そうしてようやく20年越しくらいで読んでみたところ、とっても楽しかった。

     特に名画座めぐりをしているところ、そのまんま僕が大学生の時にやっていたことで、映画館の名前も作品もそのままで、たまらない気分になった。

     オタクを下に見ているところを記しているところもいい。確かに時代の空気はそうだった。実際、オタクも今ほどかっこよくなかった。今のオタクがかっこいいわけではないかもしれないのだが、今は当時90年代より全体の基準が下がっている感じがして、こんな印象なのかもしれない。当時はかっこよくなければならない、オシャレでなくてはならないというような圧があったような気がする。

     仲のいい友達が二人いるのだけど、どっちがどっちか読んでいてあまりよく分からなかった。最後の方で背景が語られてようやく見えた気がした。あんな友達がいてたまり場があったらさぞ楽しいだろうと思った。うらやましい。

     ノイズバンドをやるという続編も楽しみだ。

  • 感想としては、どんな青春にも仲間が必要ということ。エネルギーがあって仲間がいれば何か面白いことが起こる。

  • 面白かった!読み進めるほど面白かった!
    本に、音楽に、映画に、特定の誰かに、救われたことがある人には是非読んで欲しい!
    暗い青春を過ごし、音楽と本と誰かに救われ、今も救われているわたしにはすごく沁みるものがあった。わたしも何かを始めたいと素直に思えた。何が出来るかわからなくてやっぱり黒いマントに包まれるんだけど、笑
    何と言っても大槻ケンヂさんの言葉の書き方が好きだ!本当に好きだと思った!

  • こうあうな好きなジャンルだけど、最後の50pは読めず、流し読み。
    中学生のときに読みたかったなあ、という感じり

    こういうのに、共感とかじゃなく、懐かしいなあ、とか、昔はそんな感じだったなあ、って感じになったちまった、老いを感じたわ。

  • 少年の心を忘れないという題目で、洗練されないエンタメを楽しむ感じ。

  • 思春期に読んでいれば、きっと自分を肯定できただろう。惜しいことをした

  • 前回読んだ本があまりにも息苦しく。いまの子たちって大変だなぁ〜と気が滅入り気味だったので、心の平衡を保つために口直しである。

    ボクらの時代はもっと単純だった。
    教室の中では確かにグループはあったが、学校カーストというほど明確なランク付けがされていたわけでは無い。
    各自それぞれ自分の気が合うメンバーで楽しくやれていたのだ。まだあの時代は。

    そして、男子は総じておバカであった。

    本書はあの大槻ケンヂの名作である。
    今回で何度目だろうか?あまり繰り返して読むことの無いボクがすでに4、5回は読んでいる。
    大槻ケンヂはボクの世代と比べるとお兄ちゃん世代だ。
    丁度ボクらが中学生の頃、大槻ケンヂは高校生活を謳歌しているくらいの歳の差である。
    なので、本書で描かれる黒所高校での学園生活の時代、ボクは近い将来すぐそこの桃色少年としてまさに芽生え始めている洟垂れ小僧だった。

    本書冒頭で作者は高らかに宣言する。
    「オレはダメだな~」と思っている
    総ての若きボンクラ野郎どもへ、
    心からの心を込めて、本作を贈る。

    本書の主人公賢三にタクオ、カワボンの三人の共通点は、
    「自分には何か人と違った能力がある、だがそれが何なのか今はわからない」

    この青き性春時代のすべての若きボンクラ野郎の共通点はまさにこれであろう。
    『自分は他人とは違う。違うはず。だよね、きっと...。』
    でも、なにがどう違うのか?ということが明確では無い。
    だから、日々悶々と過ごし、悶々はモンモンとなり、迸る情熱は体育教師が言う通りスポーツで昇華するなんぞついぞ思わず、右手の反復運動に向かうしか無いのである。

    ボクも多聞に漏れずそうだった。
    運動能力が高いわけでもなく、ヤンキーでもない当時の中高生が向かう先は、読書、音楽、映画の世界なのだ。

    此処では無い何処かを探す旅は、日常の世界では無くコンテンツが提供する世界に向かうのである。

    まだレンタルビデオという形態が整っていない当時では、ボクは本と音楽にそのモンモンは向かったのだ。ベストセラーからその世界に入っておきながら、次第に『ボクだけが解っている』というマニアックな方向にドンドン先鋭化する。
    そして、しれっと『ボクはキミたちとは違うのさっ!フッ。』と周りを小馬鹿にするいけ好かないガキだった。

    そんな当時の自分を思い起こさせる三名様の学園生活。
    三部作である『グミ・チョコレート・パイン』の第一作目のグミ編の2/3はほぼオナニーの話である(笑)
    そんな猿同様のオナニー三昧の日々から、此処では無い何処かへ真面目に考え出すきっかけまでが本書。

    第二作以降はもう少し話が真面目に進みます。
    是非、チョコレート編、パイン編まで呆れずに読み進んでいただくことをオススメします(笑)

  • 間違いなく青春小説の金字塔。

    青春時代に読んでほしい作品。
    とくに童貞の男子諸君はぜひ。

  • 青春小説として非常に面白かったです。気になる女子との映画館での出会いからの経緯は、何だか何処かで聞いたような話だけど、文章が優しくて、澱みなくすらすら読ますもんだから、あっと言う間に読了でした。ここから彼女との関係やバンドの行方がどうなっていくのやら気になって仕方ないですね。読んでて何だか、男子がんばれって応援したくなるようなそんな優しい物語でした。続きを探して読みたいと思います。

  • これは青春である。

  • 荒れ球のような汚い文章だが、じき慣れた。自意識過剰の高校生の話。高校の頃の痛さは度し難いが、大人になり世慣れた態度をとれるようになるのも一種の退化ではないかと。分類と対応だけ巧くなる一方感動からは遠ざかる。初々しさが大切なの。

  • 自分と重なる部分があって、
    こっばずかしい想いが蘇り
    叫びだしたくなる自分を抑えるのに大変でした。

    懐かしい単語がゾロゾロ出てくるたんびに
    遠い昔を思い出し、また赤面してしまうという
    私的にはとっても恥ずかしい話でありました。

    もーバカバカ昔の自分。

  • 青臭くて叫びながら走りたくなる衝動を全身に感じながらページをめくりました。

  • わたしだって、なにかできるはずだ!

  • 少し古いということもあるが、それでも共感できるところが合って良かった。

  • 最初の方は下ネタばかりでもういいよってツッコミを入れたいくらいだったけれど、その他は至って普通の昭和な香りのする青春小説風。冴えない主人公とかわいいヒロインがひょんなところで会ってしまい、、のような流れで特筆することはなく、大槻さんの作品にしてはおとなしい印象を受けた。しかし、これはまだ三部作の一つ目である。実際、物語はまだ動き出したばかりなのだ。期待して二部、チョコレートを取る。

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