グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847077

感想・レビュー・書評

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  • 非リア充が、モンモンと何かしないと、と思い悩みながらの青春物語。
    アメトーークの「中学の時イケてない芸人」を見て、「わかる、わかるぞ、その気持ち」と思える人ならきっと楽しめる物語。
    「こいつらに何かできるなら、自分にも何かすごいことができるはず」という気持ちが生まれました。

  • フォローしてる本棚で見つけてグミ・チョコ・パイン編をセットで購入。まずはグミ編読みました。テンポよくて面白いです。大槻ケンヂの自伝なのかなと思ってたら「自伝的大河小説」なんですね。大河小説・・・たしかにそうかもw 最後が「え~!」って感じだったので、チョコ編も期待!

  • 初っ端から飛ばしまくりでこの先どんな展開になるんだと高揚感と絶望感でいっぱいだったけど、予想以上(想定外?)におもしろかった。
    本能に従って生きてる感じとかたくましくて馬鹿げてて、今の中高くらいの子たちもこうあってほしいと思った。

  •  もう随分前から興味があったが手を出してなかった作品。

     1993年に出版されているということで、もうかれこれ10年以上手をつけていなかったということになる。率直な感想としては、面白かった!と。先が気になりさくさく読み進めることができた。大槻ケンヂ、なかなかにやるではないか!エンタメ作品として十分に読者を楽しませることができる作品に仕上がっている。「筋肉少女帯」の楽曲の独自性は文学にも見事に活かされている。オーケン才能あるよ!

     この小説はサブカル感満載で、ロックやコンプレックスやリビドーに溢れていて、読者を高校生あたりの青春時代に引き戻してくれる力がある。きっと本人が楽しんで描いたのだろうなと。もっと早く読んでれば良かった!続きが気になる!

  • 大槻ケンヂの青春小説的自伝、「グミ・チョコレート・パイン」のグミ編。物語の前半はあまりの下らなさ(およびシモネタの多さ)に挫折しそうになったが、半ばから俄然面白くなってきた。若者特有の「自己愛」「コンプレックス」についての言及が非常に的を得ている、ような気がする。「自己嫌悪の黒いカーテン」とかね。さすがアングラ界の重鎮(?)大槻ケンヂ。ノイズ・バンドが気になるのでチョコレート編も早く読みたいけれど。

    「人生よ。あたしはね、人生ってグミ・チョコレート・パイン*1だと思うの」

  • 思春期?の男の人の脳内を垣間見た感じ。
    高校2年の春に読んだ。

  • 1巻が超おもしれえ。
    2巻もおもしれえ。
    最終巻でオイオイwって感じでした。

  • こいつは高校時代の自分だ
    とおもった。
    チョコ編、パイン編ではもっと人間関係とかいろいろ広がっていって3編通しておもしろいです。
    でもやっぱりグミ編が一番。

  • 文体や技法的にはかなり荒削りだけど、「なにかしたい!」という霧の中の学生的もんもんがよく伝わり、コアカルチャーの伝えたさはセリフ回しとして不自然な部分もあるが、バンド方向は好きなのでOK。久々に青春にふれよう。

  • そんなに本を読んでる方ではない自分ですが、「オーケン天才!!!」と思ったシリーズの①。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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