大槻ケンヂのお蔵出し: 帰ってきたのほほんレア・トラックス (角川文庫 お 18-8)
- KADOKAWA (1999年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041847084
感想・レビュー・書評
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『ロックは嫌われないといけない』
今は媚諂っていかなくちゃいけない。孤独である事も、孤独じゃない事も関係なくてただ息しづらいだけだ。
大槻ケンヂマイノリティ。マジョリティ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
のほほん雑記帳の更にマニアック版、といった感じの本です。
エッセイについて、読者が大槻ケンヂ自身と、その趣味「プロレス、小説、映画、オカルト」にどれだけ興味を持っているか、知っているか、好きであるかといったところに大きく評価が左右されるかもしれない。
プロレスや小説や映画やオカルトを知らなくても面白楽しく語り尽くすオーケンの文が面白い、というのもあるが、やはり知っている方が面白い。この本をより楽しむ為には、より多くの文化に自分の触手を伸ばす必要があるのかもしれない。
冒頭から30ページほどあるいくつかの「絶叫詩集」は、大変素晴らしい。よく即興で、大勢の前のライブで、この語りができるものだなあ・・・と、才能の塊であることを実感せざるを得ない。
曲を頭に浮かべながら、その絶叫詩を読むと、また感動が違ってくると思います。やはり、マニアック。
そして、本書で一番面白いのは・・・代々木忠さん、町田康さんとの「SPECIAL TALK!」かもしれない。
偏った人々の、赤裸々偏りトーク。
オーケンの小説に登場する、自分BOXの中間君は町田さんモデルだったんだなあとか。(笑)
私自身読むまで町田さんを知らなかったのですが、たまたま読んでる時期にINUの「メシ喰うな!」というアルバムを借りまして、ボーカルが町田さんで。
素晴らしいアルバムでして(オーケンもONLY YOUでメシ喰うな!をカバーしてますね)、町田さんソロのアルバムの他に、氏の小説への興味も湧きました。
実際、本書の対談も大変面白いものです。
代々木さんとの対談も・・・本当に。読者が女性か男性かで大分見え方も変わるかとおもいますが、私は、AVへのある種の偏見が無くなりました。他、SEX観のだいぶ込み入った話も、面白みに充ちております。(笑)
本書は面白いっちゃ面白いんですが、本当に、場合によってはマニアックすぎてついていけない(これは読者の問題でもありますが)、読んでて置いていかれる部分があり、読み手にかかっているという点により、星4つに致しました。 -
電車で読まない方が良い
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けんちゃん大好き(笑)
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表紙の男の子だれ?
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オーケンのエッセイ4冊目。
残り2冊を残し・・・断念します。いや、全然オーケンは悪くない。私が悪い。
よほど好きな人のエッセイでない限り、そう何冊も読めるもんじゃない。至極反省しました。
さて!ようやくようやく猫町だ!! -
オーケンすてきだわー
町田さんも大好きだから豪華だった -
大槻様ー!!!!!!!といった一冊
表紙の幼少の大槻氏を始め
ページをめくる度に『大槻様ー!!!!』と叫びたくなった
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何故か代々木氏との対談を読んでうる、ときてしまった…
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なんだかんだでスキ。
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今まで本に収められなかったオーケンの一部を集めて本にしたような一冊。なんか深いなぁ…