グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1963
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847107

作品紹介・あらすじ

大橋賢三は高校二年生。学校のくだらない連中との差別化を図るため友人のカワボン、タクオらとノイズ・バンドを結成するが、密かに想いを寄せていた美甘子は学校を去ってしまう。愛と青春の第二章。

感想・レビュー・書評

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  • しまったぁぁぁ〜グミ編読まずにチョコ編読んじゃったぁぁ〜↓でもパインが早く読みたい!

  • 賢三のかけない気持ち、、、わかる、、、またしてもズンズン刺さってきやがった。美甘子は大学のよくいる女みたいなムーブし始めてて悲しくなった。

  • グミ編の主人公目線では完璧高潔美少女女神に見えた美甘子も実は影で悪口を言うし通俗な男に惚れ込むし、同類もそれ以外も見下してるひねくれ者だったって言うのが思春期特有の好きな子への神格化が出てて良い!!
    気取りやおな猿ケンゾーの劣等感によるネバネバした黒く汚い部分も出てきて
    グミ編は青春!感が強かったけどチョコ編はグミ編での願望からの現実を突きつけられてる感じがした!さてパイン編もよむよー

  • 三部作の二作目。80年前後に活躍したバンドの名前が大量に出てくるが知らないものが多く、その辺はあまり頭に入ってこなかった。賢三の脳内でいやらしいことを考えまくるのも同じパターンでちと飽きてきた。

    物語としては賢三たちとは別の美甘子の人生の方が面白くなってきた。

  • もうまわりくどくほとんどいらない部分で構成されていて、内容は、何者かになりたいけど自分には何もないのではないか、そして友達や好きな人にも置いていかれる気分を味わう主人公。それだけ。
    でもグミ編もそうだったけど、話の展開以外の大部分のおかげで展開する部分がすごく強調されるというか、今回でいうと賢三の辛さがすごく膨らんで、のしかかってくるような、不思議な感覚がしました。
    これは意図されているのかはわからないけれど、独特の文章でこれはこれで面白いです。
    とりあえずパイン編もすぐに読んでみようと思います。

  • コミック版、映画版、それぞれ楽しませてもらいました。ありがとうオーケン。私の趣味に多大な影響を与えた作品です。

  • 美甘子と賢三の差が目に見えて広がっていくところがちょっと切ない!
    美甘子と羽村の距離が縮まったシーンと賢三の挫折シーンが個人的に好き

  • 文章にかなりクセがあるので、好みが分かれる。
    でも、ついつい読みたくなるから不思議。

  • 黒所高校2年生の大橋賢三は、周囲を見返すため親友たちとノイズバンドを結成したが、具体的には何も動いていない。一方、賢三が思いを寄せるクラスメートの山口美甘子は映画監督の大林森に女優としてスカウトされたのをきっかけに学校をやめてしまう。美甘子も表面上クラスメートと仲良くしていたが、賢三と同じくマイナーな映画や本に傾倒していたのだ。先に飛び出した美甘子に焦りを感じた賢三は初ライブに向けて動きはじめるが――

    グミ編に続くチョコ編。三部作の2話目はつまらないというが……たしかにつまらなかった(笑)。いや、それなりに笑えるのですが、なにせ賢三が悲しいぐらいに焦り落ち込んでるのであんまりおもしろくないのだ。美甘子もなんだか本も読まないアイドル羽村に恋しちゃったみたいだし。一体どうなるのか。次のパイン編が気にはなる

  • ライブハウスのシーンがとても好き。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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