猫を背負って町を出ろ (角川文庫 お 18-10)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 413
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847114

感想・レビュー・書評

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  • 『自分の悩みがちっぽけで、ただの通過点なんだと教えてくれた』

    大槻ケンヂは小説から知った。確か新興宗教オモイデ教だったと思う。当時10代前半だった私はオーケンの書く文章に猛烈に惹かれ、そこから大本を次々と買い集め読み漁った。当時は本というものに出会ったばかりで、小説家がエッセイを書くとはまったく思ってなくて、エッセイ風の小説なのか?と思いながら読んだ作品も多かった。その中で「あ、これってエッセイか」と気づかされたのがこの本だった。

    自分がちっぽけで恥ずかしくて思い違いをしたただの子供だということを、オーケンはいつも教えてくれる。大人になった今だって間違い続けている私を、きっとオーケンはユーモアを交えて笑ってくれるはずだ。

  • ちょっとした空き時間に読むのに最適だと思います。

    笑かしてくれて、少し切なくなる。

    こんな文章書けるようになりたいなー

  • 1990年代後半、ロックバンド「特撮」をやっていた頃の大槻ケンヂのエッセイ集。愚にもつかない話の数々。『直撃! 強くなりたい道!!』に次いで、大槻ケンヂの本を読むのは2冊目。しょうもない話が多いのだが、幾つか琴線に触れるフレーズがあったので購入。

    カート・コバーン
    大山倍達
    キング・クリムゾン
    UFO(バンドではなく、未確認飛行物体のほう)
    闇部隊
    藤原喜明
    燃えよドラゴン
    ノストラダムス
    フィリップ・K・ディック(サンリオSF文庫)
    宇宙人
    オカルト
    など

    偏った内容なので趣味が近くないと余り楽しめないかも知れないが、否定でも肯定でもない立場で状況を分析するモノの見方で溢れている。大槻ケンヂ自身が文庫版のあとがきを書くにあたって、当時自分が書いた内容に感銘を受ける始末。コリ固まった頭をほぐしてくれるかも知れない一冊。

    猫ではなく、ロバを探しに行こうか。

  • タイトルと体裁が変わってるから気付かなかったが、読んだことある本。
    ムガーーー!!

  • このちっちゃいデーモンなんなの?

  • カラオケで唄うために、
    音楽といえば最新のヒット曲しか
    聴こうとしない連中に対しては、
    軽蔑すら感じる。
    おい、
    音楽ってそーゆーもんじゃ
    ないだろうよ。

  • ラフに読めちゃうエッセイ。特別ファンでもないので今の彼を知らないけど、若さと90年代に溢れてる。これ位はじけてないと人生つまんないよね。恥を笑い恥をかき。

  • 一言「オーケンはよい」何がよいかは読めば分かる。

  • 割と開いた時間にとろとろ読んでた、ロマンチックなところが面白かった。

  • オーケン面白いなあ

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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