グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847145

作品紹介・あらすじ

冴えない日々をおくる高校生、大橋賢三。山口美甘子に思いを寄せるも彼女は学校を中退し、女優への道を着々と歩み始めていた。少しでも追いつこうと、賢三は友人のカワボンらとバンドを結成したが……。

感想・レビュー・書評

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  • 3部作の中でパイン編が1番好き。
    名言だらけ。

  • 『あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりもグミ・チョコレート・パインを青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ』
    青春時代に読んどいて良かったシリーズ完結編。

  • 高校生の頃に読んでたら狂ってたかも

  • 前編読了
    グミチョコの登場人物がなにか出来ていても私に何か出来る訳では無いけれど、この孤高を気取った趣味がいつかなにかに役立つ時が来るのかもしれないって言う希望がもてた。
    グミ編ではひたすらにひねくれ者の代弁者となってくれて、チョコ編、パイン編では物語として面白かったな!
    ラストシーン、自分より一回りも年上の男性と結局美甘子は結ばれていて、子供をからかい悔しがる子供を横目にあっという間に背中も見えなくなってしまう。ここに完成された山口美甘子という女性像が凝縮されてるきがしたな

  • 全編問わせての感想となるが
    これを逆に学生時代あのクソみたいな日々にこれを読まなくて俺はよかったと思う。もっとひどくなってた気がする

  • 十七歳か十八歳の男の子が貸して欲しいとの事で貸しました。彼は一体どう感じ取り、青春時代を過ごすことになるのでしょう。(かなり前に貸してるからそろそろ返して欲しいな!☆〜(ゝ。∂))

  • 最高だった。

  • 三部作のラスト。

    美甘子は、物語上すごく面白く生きている。

    賢三を中心にする、バカ高校生。

    まあまあ面白く読んだ。もっと面白くできたんじゃないんーの?(仁義なき戦いの、山守組会長、金子信雄演じるところ)と思わなくも。

  • 賢三、羽村の友情が熱い

    後半、美甘子の呪縛から解き放たれた時の清々しさたるや…

    葛藤葛藤葛藤の賢三が転んで壊れて立ち上がった時、見出した光
    CMNR を撮るということ
    やはり賢三を救ったのはMOVIEであった

    アイデンティティだと思っていたもの、譲れなかったこと、追いつきたかった人
    ボロボロになって、馬鹿みたいに情けなくって、それでも走って走って、やっぱり馬鹿みたいで

    でもそれこそが成長であり青春なんだなあ~、誰にだってそういうことあるよ(賢三ほどの阿呆はいないであろうが)

    悩んだ時に読みたい、バイブル的一作




  • くだらなくて若くて青くて良い。
    なんだよそれってなりながら読むけど、ふいにぐっとくるシーンもあって、全体的に独特で私にとって新鮮でした。

    この世界は空。しかし、挑戦する価値のある大いなる空。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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