メトロポリス (角川文庫 ん 11-20)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851203

感想・レビュー・書評

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  • 1949年、1950年に書かれたものだと思うと驚き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      手塚治虫原作のアニメって、原作と比べると何処か物足りなさを感じるんだけど、この作品は切なさがとっても上手く出ていて素晴しかった!
      手塚治虫原作のアニメって、原作と比べると何処か物足りなさを感じるんだけど、この作品は切なさがとっても上手く出ていて素晴しかった!
      2012/03/27
  • なぜこのタイトルなのか謎だが、内容は近未来、人造人間や知能をもったロボットと人間たちの物語。描かれた当時には偉大な作品だったことは想像に難くないが、それから半世紀以上進化し続けてきた現代の日本漫画において、これより面白いものはいくらでもある。
    ただひとつ、ディズニーをここまで雑に扱えるのは現代にはありえない痛快さかもしれない(^^;)

  • 20220312

  • 表題作原作のアニメ映画視聴のため再読。解説の藤子不二雄Aさんがおっしゃっている、少年漫画でありながらのペシミズム…。併録されている「ふしぎ旅行記」はワクワク感があった。

  • 世界で1番有名なネズミが出てきて草、そして、ぞんざいな扱いにまた草生える。手塚治虫にしかできないよ。
    人造人間、陰謀、ロボットたちの人間への反逆などなどそれ程多くはないページ数に詰め込まれた情報量の多い濃縮された物語にスピーデイーに展開される情報処理の速さに戦後間も無く出版された漫画とは思えなかった。濃いな。破綻もしてないし。
    そして、発展する科学文明への警鐘に始まり、警鐘に締めくくられる終わりはペーソスが漂う味のある締めくくりであり、著者の彗眼の鋭さに舌を巻く。流石、神様だよ。

  • あっ、アニメ化されたから表紙が違うのかぁ。。

  • 2012年11月23日読了。手塚SFの初期の古典「メトロポリス」と幽体離脱した少年が世界中をめぐる「ふしぎ冒険記」の2本の中短編を収録。さすがにコマ割や台詞回し、アクションには古さを感じるがこのマンガのフォーマット自体手塚治虫が作っているわけだからそれは当たり前か、どちらもストーリーとしてはまさに映画的でものすごく面白い。藤子不二雄をはじめとした当時のマンガ少年たちが胸を躍らせて読み漁っていたのもうなづける・・・。メトロポリスはアトムにも通じる「人間の心を持つロボット」ものだが、悲劇的なラストが印象的。後者は主人公たちがめぐる世界中の景色の書き込みが細密で、大人になった今読んでも面白い。マンガとはいいものだ。

  • 体の強さと心の弱さ。50年代に生まれた漫画とは思えない作品。何度も何度も読み返している大好きな漫画

  • 映画公開当時に、超きになって購入しました。
    今思えば、ブラックジャックとかリボンの騎士以外で、自分で最初に手塚作品に興味を持った一冊だったのかも。

    あいまいだけど・・・コマ割とか今の漫画と全然ちがうから、なんか違う世界に行ったみたいな感じがしたな。。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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