想い出にかわるまで (角川文庫 う 7-4)

著者 :
  • KADOKAWA
3.24
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本棚登録 : 62
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041854044

作品紹介・あらすじ

二十六歳になったばかりの沢村るり子は、「いい恋愛」の最中で、「いい結婚」を一ケ月半後にひかえていた。相手は一流商社のエリート・サラリーマン。るり子の四つ年下の妹久美子はそんな姉の恋人に胸がときめいていた。そして、いつしか「恋」と呼べる想いにまで高まっていた。結婚前の揺れる女性の心を鮮やかに描いた長篇恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 想い出にかわった時、元恋人は『一番大切な他人』になっている

  • 再読。
    妹に婚約者を奪われてしまう話。
    主人公の勤め先が一流商社、婚約者も東大卒で容姿も家柄も申し分のない男性、女性は腰掛けで結婚退職が当たり前という時代を感じさせる設定で、安心して読める。
    しかし、好きなのに別れるというのは理解できないな。

    連ドラは、今井美樹、松下由樹、石田純一主演。

  • 昼ドラさながらの恋愛模様。嫉妬、謀略、略奪愛…引き離されたるり子と高原が、それぞれ別の愛の道を歩んでいくのが切なかった。久美子に至る所でいらっとした(笑)ドラマ化もされたらしく、若かりし頃の松下由紀演じる久美子は見物だろうな!

  • これはこれでハッピーエンドなのかな…うん

  • もどかしい恋の絡み合いが、最後まで続く中、切ない程の愛情が綿密に描かれている。
    愛し合うって、こういうことだ、と再確認できる作品。

  • £1
    文庫本
    やや日焼けあり

  • 結婚を間近に控えたるり子。るり子の妹はるり子の将来の旦那さんに恋してしまう。そんなるり子の恋愛小説。
    すごく感動しました。自分が結婚するときのことを重ねながら読んでいたのでよけいに感情移入してしまって、やばかったです。

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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