怪談人恋坂 (角川文庫)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879610

感想・レビュー・書評

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  • 赤川次郎作品にしては恐い部類に入ります。
    幸せ終わり(happy end)がよい人にはお勧めできません。

    9歳の少女が、16歳の姉とのかかわりが最初。
    少女が16歳になったときの、家族とのかかわりが最後。

    いつも坂にまつわる話がでてきます。
    何人の人がこの坂で亡くなるのでしょう。

    親子、姉妹兄弟、夫婦の間の軋轢を、これでもかというくらい追求します。
    最後まで生き残る人がいることだけを頼りに結末まで読み進みました。

  • 一番すきかもしれない。
    相関図は意外だったけども
    おねえちゃんの悲しい過去も
    その「坂」も
    全部が悲しすぎる。
    兄貴が悪いね!全部!


  • 生と死の悲しみは、人恋坂で交差する
    現代怪奇譚の最高傑作!

    謎の死をとげた姉の葬式の場で
    郁子が伝えられたショッキングな事実。
    その後も郁子のまわりでは次々と殺人が起こって…。
    不穏な事件は血塗られた人恋坂の怨念か。
    生者と死者の哀しみが人恋坂にこだまする。

    ---------------------------------------------
    読み始めから
    お姉さんの謎の「死」の原因が
    気になって気になって。。。
    ホラーなんだけど、情緒がありユーモアもあり♪
    やはり、読みやすさは断トツ♪

    赤川次郎さんの本読んだの、何年ぶりだろう。
    小学生の頃、赤川さんの本ばかり読んでたなぁ。
    また、赤川さんの本読み始めようかなw

    小学生の頃に読んだ本を
    もう1度読み返すのもいいかもね♪

  • 生と死の悲しみは、人恋坂で交差する――現代怪奇譚の最高傑作!

    謎の死をとげた姉の葬式の場で、
    郁子が伝えられたショッキングな事実。
    その後も郁子のまわりでは次々と殺人が起こって…。
    不穏な事件は血塗られた人恋坂の怨念か。生者と死者の哀しみが人恋坂にこだまする。

    その日、郁子が小学校から帰ると、
    お姉ちゃんが死んでいた。
    そして通夜の晩、死んだはずの姉から告げられたショッキングな事実。
    不幸な謎の死をとげた姉・裕美子と自分の出生の真相を解き明かそうとするうちに、
    郁子のまわりでは次々と人が死んでいき…。

    「人恋坂」に雨の降るとき、
    なにかが起こる―運命の怨念がこだまする坂道を舞台に、
    人間の弱さと哀しみを浮き彫りにした、現代怪談噺の最高傑作

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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