楽園 (角川文庫)

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著者 : 鈴木光司
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041880135

楽園 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホラー作家のイメージしか無かったけど、認識を改めねば。ストーリとしてはひねりのない王道ではあったが、とても好きな展開なので不満なし。ロマン溢れる素敵な作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。

  •  すすめられて読んでみました。物語はゴビ砂漠から始まってアメリカに渡る。しかも恐ろしく長い月日をかけて。(現代では飛行機でわずかな時間だけれども・・)人類の歴史と共にそこに宿った人の強い思いを成就させるべく物語は進んで行く。ま~「最後はここか。赤い鹿はここまで旅してきたのか。」と納得で読み終えました。

  • これにものすごく似たお話を読んだことがあるような気がする・・・と思いつつ、最後まで楽しく読めました。読み終わって本棚にしまおうと思ったら、そこには新潮文庫版の同じ本が・・・。
    いえね、買うときから「あれ?」と思ってはいたんですよ。でも奥付を確認したら初版だし、気のせいかと思って。ショックなのは最後まで読んでも再読だということに気がつかなかったことですよね。何よりも信じられないのは悲しいことに自分自身の記憶です。
    けど、出版社さんも何か一言あってもいいと思うんですよね。出版社をまたいでいるので難しいのでしょうか。まあ、自分でしっかり覚えていられれば何の問題もないんですけどね(泣)

  • リング・らせんでお馴染みの鈴木光司氏のデビュー作。
    1話目は、グイグイ惹き付けられて、映画の世界。でも、結果どーなったの!?って所で2話目。ここにくるー!?って、ヤラレた感。
    そして、完結の第3話。
    スケールが大きく、読みごたえあるお話でした。
    個人的には2話のタイラーが好きですね(〃艸〃)

  • 一章 「神話」はモリー・ハンターの「砦」やジーン・アウルの「大地の子エイラ」のような読みごたえある古代ファンタジーです。
    私は序盤で出てきた登場人物に思い入れが出来てしまうので、後半につれてちょっとサラっと読んでしまいました。
    鈴木光司さんは「リング」「らせん」以来遠ざかっていたのでブクログでオススメされなければ読んでいなかったはず。
    他の作品も読んでみたいと思いました。

  • 一冊の中で、この壮大なストーリー展開を一気読みできてしまう贅沢、砂漠から始まり、三世代に渡る愛に満ちた話

  • 三つの時代に渡る男女の別離と邂逅の物語。
    いい話だったけど、再読したいほどではない。

    「神話」では先史時代の中央アジア砂漠の民の夫婦が、侵略によって離ればなれに。男は数百年に一度繋がる海を越えるために船出する。

    「楽園」は十八世紀の大航海時代か。ポリネシアのある未開の島の原住民の娘と、漂流したアメリカ人青年が結ばれる。

    「砂漠」は、二十世紀末のニューヨークからはじまる。遊び好きな天才作曲家と、愛の破綻で傷ついた女性編集者が巡り逢い、約束の地へ。

    転生ものと聞いて読んだのだが、あまりはっきりと運命に導かれてという描写はない。赤い鹿のイメージが鍵になっていることを覗いては。

    個人的には「神話」が一番好み。表題作は、漂流者のごたごたが長すぎて退屈だった。「砂漠」は鍾乳洞で音楽の発露に触れるあたりがいいが、すれ違ったあとに、再会に至るまでがあっさりしすぎかも。

    情景描写が緻密なのはいいが、ラブストーリーにしては心の機微がおざなりにされている気がする。ファンタジーノベル賞だから、設定が命だったのか。

  • 友人に勧められた一冊。
    リング、らせんで有名な鈴木光司の著作ということなのでホラーを想像していた。

    作者の名前以外何の情報も無しで読んだので意外性もあり、物語をどう収束させていくのか気になり、無心にページを捲ってしまった。

    あらすじなど何も見ないで読んで欲しい。
    ★4

    ってことで以下ネタバレってほどのことは書いてませんが、読む予定がある人は今すぐブラウザ閉じて本屋に向かうか、電子書籍を買いましょう。

    3つの作品が収録。遥か太古のゴビ砂漠から始まり時空を越えてリンクするんですが、その加減が絶妙です。

    自分の人生も…。
    と思いを馳せてしまいます。
    ラブストーリー的な部分もあるし、もっと大きなテーマ性も感じる。

    絶妙なさじ加減が素晴らしい(二度目)。

    あ、最終章で出てくる作曲家がいるんですが、アントニオ・バンデラスのような人を思い描きながら読んでたんですが、何故か某佐村河内さんが頭をよぎってしまった。

  • 「作家」の枠には収まりきれない鈴木光司さんの処女作。
    処女作!?

    読了後、1万年分の邂逅に、自分自身がふわっとした。


    読み終えたの、もう4回目くらいかな。

  • 太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。

    ・レビュー

    古代→中世→現代という時代を舞台にした三部構成だが、物語は一貫する意志で繋がる。
    特に面白いのは18世紀南太平洋を舞台にした第二部。鈴木光司の作品には個性的で特異なキャラクターが登場するが、第二部のタイラーというキャラクターは 鈴木光司作品特有の「強い男」そのもの。主人公でない所がまた面白い。
    鈴木光司の作品の原点で、いろんな鈴木光司作品の要素が含まれている。
    この作品で描かれる遺伝子で繋がる愛情は感動できる。

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