閉じ箱 (角川ホラー文庫 29-2)

著者 :
  • KADOKAWA
3.56
  • (11)
  • (7)
  • (24)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 136
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041883068

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほんとのほんとに好きな本。ラピスラズリとけむりは血の色を永遠に読んでられる……どこかぞわわっとするミステリやSF好きな人にはぜひ読んでほしい。ラピスラズリが大好きすぎた

  • 中井英夫が竹本健治を見出す切っ掛けとなったデビュー前短編「夜は訪れぬうちに闇」など、竹本がその転載ぶりを遺憾なく発揮した、珠玉の短編集。

  • とらえどころのない作家さんだと感じる。
    短編集のうち、巧妙なトリックの推理ものもあるし、学生でも書きそうな文章に酔った作品もある。一方、評価されているのは「恐怖」のような作品でー。いろいろな面がかいま見られる。

  • 「ホラーというと悲しく響く幻想小説」
    竹本健治のミステリというよりはホラー、
    ホラーというより妖気譚。
    これはすばらしい!!
    匣ではない箱です。

  • 竹本健治さんのやや怖い雰囲気の短編をあつめた本。
    怖いといってもグロい話ではなく、正気と狂気の間を不安定にゆれうごくような雰囲気の作品が多い。代表作といわれる短編「恐怖」は数ページしかない作品なのに最後に一気に落ちる。
    とは言え、表題作「閉じ箱」はこの中でもやや異色の作品に感じた。これをタイトルにもってきたというのがまた味わい深いなあと思った。

  • ホラーミステリ集。「跫音」が恐ろしくて恐ろしくて、読後ふと耳を澄ましてぞっと身震いをしたものです。傑作。

  • 短編小説。
    いちおミステリーだけど、あたしでもオチがわかってしまう。単純。

  • 竹本健治を知りたいひとにオススメ。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹本健治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×