海のある奈良に死す (角川文庫 あ 26-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041913024

感想・レビュー・書評

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  • 作家アリスシリーズ3作目!学生アリスより、アリスと火村の掛け合いがおもしろくて、アリスの突っ込み描写がたのしくて好き。ビデオ店で火村先生が勢い余ってAVコーナーに突入してしまった場面は声に出してワロタ。トリックは今回は大味な印象。アリバイ系は登場人物をちゃんと初めから覚えてないといけないから苦手かも…犯人当ては全く当たらんかった。朝井先生かと思ってた。

  • 火村英生シリーズ第四弾

    (紙の本で読んでいるので)残り少なくなるページ数に対して、散りばめられた伏線をどうやって回収するのだろう?
    と気になりつつ、そんな事も伏線として張ってあったのか!と驚きもあると言うスピード感のある展開で、後半をほぼ一気に読み切りました。

    色々な注釈が数ページに渡って書かれてあり、朧気にしか知らなかった事等も知れたのは、知識が深まった様な気がして嬉しいですね。

  • 読みやすかった。只、時代が違うせいか「ビデオデッキの爪」がわからなかった…。
    結末は好みが分かれると思う。自分的には少しモヤモヤした気持ちになった。

  • お勧め度:☆6個(満点10個)。有栖川先生の初期の作品だけど、キーポイントは「海のある奈良」というタイトルだと思うが、少し、こだわりすぎるような気もする。小浜には行ったことがあるので、何か懐かしく思いながら読み終えたけど、結局、○○だったとは?まあ、よくあるひっかけだけど・・・。内容は有栖の同僚作家が海のある奈良へ行くといって死体として発見される、火村シリーズには珍しく二人が被害者の足取りを追うという旅情的なストーリーだった。最後は少し腑に落ちない終わり方だったけど、何かもう少しどんでん返しが欲しかった。

  • 十何年ぶりの再読。これはかなり時代を感じるところが多かった。新装版などになっていないのはそのせいなのかな?

  • これも何回も読んだけど、いまだお水取りとお水送りの話がピンときてません。
    今の若い人は、このトリックわかるのかな…

  • 再読。
    久しぶりすぎてなんにも覚えてなかったので楽しく読んだ。
    最近出る作家アリスシリーズは普通に現代を生きてるから忘れてたけど、20年以上前の話なんだなー。
    テレフォンカードとかレンタルビデオとか新幹線に電話とか話に関係ないところでちょいちょいびっくりした。
    あと我孫子さんの解説がよかった。

  • 短編集よりこういう長編の方が好きだな。

  • 初期の頃の作品のようで話の流れがとにかく悪い。
    ところどころで、本筋に関係のない蘊蓄が長々と入ってテンポが悪くなる。ユーモラスな会話を目指しているのだろうが、大仰で面白味もないし、登場人物のキャラも全く見事に魅力が無い。

    肝心の謎やトリックも特に新味もなく、有栖川氏の作品だから読んだというだけ、になってしまった。

    最近の作品はぐっと面白いのだけれど、どうもこの作者の人物造形と合わないのかな?

  • 「いってくる」「海のある奈良へ」推理作家はそう言い残して去った。
    アリスのライバル推理作家「赤星楽(あかほしがく)」が遺体で発見された。
    最後の言葉を聞いたのはアリスと片桐。
    美貌の社長 穴吹美奈子、小説家 朝井小夜子、女の影もちらつく中、アリスは火村と捜査に乗り出す。

    火村やアリスの行動と推理に導かれるように読んでしまうのはいつものことでしたが、アソコ(未読の方のために伏せます)は、南大阪に住む者ならだれもがおもいつくのですよ。
    これは「あー、アソコじゃないの?」ってすぐにわかりましたよー!嬉しいー!
    アリスさんは地下鉄しか乗らないのかしら・・・
    後書きにもありますが、初連載作品なのだそうです。へー。
    片桐サンとアリスが仲良しで、微笑ましかった。
    編集さんと作家さんの関係って仕事もからむのに、普通の仕事のつながりとは違いますものね。アリスの人柄のせいかとってもいい関係の様です。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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