暗い宿 (角川文庫 あ 26-6)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041913079

感想・レビュー・書評

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  • 様々な宿で起こる事件。それぞれがいい味を出していて、どの短編も面白かった。個人的に火村が格闘する201号室の災厄がイチオシ。

  • コロナ禍で旅行に行きづらい中、旅と宿がテーマのこの短編集を読んで私も遠くに行きたくなった。
    特に印象に残っているのは、ホテル・ラフレシア。
    いいなぁこんな夢のような場所に泊まってみたいなあと思ったら一変。私は有栖川有栖の余韻が残る終わり方がとても好きなので、満足です。
    まあでもスカッとする部分も欲しかったし、読むのにすごく時間がかかったのでこの評価。

  • 表題作『暗い宿』を含む、〝宿〟をテーマにした短編集です。
    相変わらずの2人の掛け合いが面白くて、一気読みしてしまいました。有栖先生が抜けているところも可愛い…。

    1番好きなのは『ホテル・ラフレシア』と『201号室の災厄』です。『ホテル・ラフレシア』の終わりは悲しかったですが、読んでいてとても楽しかった。早く旅行に行けるようになって欲しい…。
    『201号室の災厄』は語り部が火村なのが、かなり珍しくて新鮮でした。

    他のシリーズ作も早く読んでみたいです。

  • 火村助教授が坪w 斉藤工がチラチラと。ドラマの影響力半端ないです。

  • (短編)火村&有栖シリーズ10
    目次
    暗い宿
    ホテル・ラフレシア
    「ホテル・カリフォルニア」
    異形の客
    201号室の災厄

    あとがき
    『KADOKAWAミステリー』初出<宿シリーズ>
    文庫版あとがき
    旅の夜、その他の夜―夜と旅を描く作家・有栖川有栖―
    川出正樹(書評家)

  • 作家アリスシリーズは、アリスと火村先生のやりとりにいつもほっこりさせられるバディものというイメージが強いけど、偶に驚くほど心にズドンと重いものを落とす作品がある。
    人の良い顔をして裏では何をやっているか分からない、そんな犯人たち。
    情に訴えられずに、冷徹な瞳でその罪を暴く火村先生。「異形の客」ではその冷徹さの中に犯人に対する嫌悪感と怒りが見えてぞくりとしました。
    「ホテル・ラフレシア」のなんとも無情なラストにも火村先生の優しさが見えます。

    体調不良で取り壊し間際の宿に泊まった表題作のアリスと、「201号室の災厄」の高級ホテルでボコボコにされる火村先生の対比がかわいそかわいい。

    久々に目にしたシャングリラ十字軍の今後の展開が気になります。

  • 何度目かの再読。作家アリスシリーズ。宿を舞台とした四編が収録されている。どの話も何かしらの宿が舞台となっているわけだが、中でも最後の「201号室の災厄」は一風変わっている。作中では火村先生が悲惨な目に合っているのだが、そんな状況でも必要に迫られてとはいえ事件を解決してみせるのは流石としか言いようがない。

  • 様々な「宿」で起こる事件に挑む短編集。各話が短くスピード感溢れるので、一気に読んでしまった。特に好きなのは2話目「ホテル・ラフレシア」で、明るい爽やかなリゾートホテルの雰囲気の中に漂う不気味さが印象に残る。

  • 宿やホテルで起こる事件の短編。

    ホテル・ラフレシアは最後ゾッとしたのと
    後味がよろしくなかった…

    最近旅行とかしてないから
    温泉浸かって泊まりたくなるw

  • 2作目のホテルラフレシアは結末が衝撃的。

    4作目の201号室〜は珍しく火村先生ピンのお話ということでレアでした

    2020.8.10
    72

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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