水の中のふたつの月 (角川文庫 の 5-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 391
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041914021

作品紹介・あらすじ

「忙しい」が口癖のOL亜理子は、幼なじみの恵美から十数年ぶりに電話をもらった。梨紗も誘ってかつての仲良し三人組で会おうと言う。突然の電話に不審を抱きつつ、彼女の心は夢のようなあの夏の日に溯っていった。心の奥底へと封印した、妖しい記憶の中へと-。ありふれた生活、時おり見せる特異な性癖。ありふれた彼女たちの表情の裏に見え隠れする、共通の秘密とは?深層に横たわる恐ろしい原体験が日常に染み出す様を描いた、衝撃のサイコ・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 凝った仕掛け等は無くシンプルな内容。
    可もなく不可もなく安定を楽しんだ。

    一つの殺人とタイトルが重なるのだが、殺人をこんな美しく表現出来るものなのかと感動しました。

  • んー。
    特に惹かれる要素はなく昔のミステリーという感じ。
    3人組に共感できずに嫌悪感があったので余計楽しめなかったかな。

  • 内容(ブックデータベースより)

    「忙しい」が口癖のOL亜理子は、幼なじみの恵美から十数年ぶりに電話をもらった。梨紗も誘ってかつての仲良し三人組で会おうと言う。突然の電話に不審を抱きつつ、彼女の心は夢のようなあの夏の日に溯っていった。心の奥底へと封印した、妖しい記憶の中へと-。ありふれた生活、時おり見せる特異な性癖。ありふれた彼女たちの表情の裏に見え隠れする、共通の秘密とは?深層に横たわる恐ろしい原体験が日常に染み出す様を描いた、衝撃のサイコ・サスペンス。

    令和4年7月16日~18日

  • 小学生の時に仲良しだった少女三人組が久しぶりに東京で出会う。
    この三人には、誰にも言えない秘密の約束があった。
    少し昔っぽいホラーサスペンス。

  • 名前だけは図書館や本屋でよく見ていたけど、初めて読んだ乃南アサのミステリー。
    少女時代に秘密を共有した3人が大人になって出会い、その秘密の記憶に迫っていくという話。
    おそらくふたつの月というのは少女時代に出会った少年と恵の彼氏のことだと思いますが、なぜ月なのかはよく分からなかった。

    恵が虚言症のように色んな嘘をつくシーンは本気なのかわざとなのか分からなくて背筋が寒くなります。最後のシーンも怖かったー!

    読みやすかったので、他の作品も読んでみようと思います。

  • 不思議な題名だな、と思っていたら、最後の描写でその謎が分かりぞっとしました。

  • 図書館で、何度か乃南アサの作品は借りていましたが、読んだのはこの本が初めてだとおもいます。
    私が悪いのか、理解不能な内容でした。
    結局なんなんだろ…

  • 久しぶりの乃南アサ。
    女性特有の結束…静かな怖さがある気がする。
    主人公女性3人の小学時代と現在(大人)が交互に書かれていて、若干読みづらいところもある。クライマックスはかなり気が逸る。

  • 怖っ

  • あれ?って感じです。
    面白いとひきこまえちゃうんだけど
    読むのに時間がかかっちゃいました(^_^;)

    女って怖いね~
    それと、何がいいたかったんだろう・・・??

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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