みんないってしまう (角川文庫)

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著者 : 山本文緒
  • 角川書店 (1999年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041970065

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みんないってしまう (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • ドーナッツ・リングという作品がとてもよかった。人生に起こる些細なことのすべてがドラマなのだと教えてくれる。

  • 喪失をテーマにした短篇集。
    ブラックジャックみたいな終わり方が多かった。
    判断は読者に委ねる的なね…。

    表題にもなってる「みんないってしまう」の話の持って行き方には笑った。そういう裏切り好き。

  • 山本文緒さんの作品、好き。
    読者層の大半は女性なんだろうけど、なぜか登場人物の心情にわりかし共感できる。

    各話の結末、オチを読者にいい塩梅で委ねるのも
    安っぽくなくて、考えさせられて気持ちいい。

    恋愛も人生も一筋縄ではいきまへんなー(20代男性)

  • なんとも言えない気持ちになる。
    どうなるの?どうしたらいいの?って戸惑いながら読んでも「自分で考えろ」と突き放される感じがする。
    何かに悩んでにっちもさっちもいかなくなってるような人は、読まない方がいいかもしれない。そんな小説。

  • 初期の文緒さん作品。人と人との関わりの中の寂しさのような切なさのようなものを感じる物語ばかり。

  • 各ストーリー内で喪失のあとにもどこか前向きで重苦しさがない。一方で、私は何かを失くして後悔して執着して…。
    いずれ、失くしたことも忘れて、毎日が回っていくんだろうか。ある意味、希望を見出せるような短編集だったけど、今の私にはうまく消化できません。
    この歳で失恋をして本を読み漁っています。

    再読
    失くして悔やまれることがあっても、時間と共に癒されていく。必ず。苦渋することから、キラキラと良い思い出になっていく。忘れることはないけれど。

  • 「ひとつ失くすと、ひとつ貰える。そうやってまた毎日は回っていく。幸福も絶望も失っていき、やがて失くしたことすら忘れていく。ただ流されていく。思いもよらない美しい岸辺まで」

  • 『みんないってしまう』山本文緒(角川文庫)読了。買った当初(多分18歳)は面白さが分からなかったが、20歳を迎え社会人になった今、改めて読んでみると、各話の主人公と自分を重ねて読むことができて、楽しめた。「片恋症候群」の彼女のようになってしまう危険性は、人類皆平等に持ち合わせている気がする。

  • いいね!現実的な短編集。時を忘れた。

  • 再読。10年以上前だと思います。

    暗いなあ、心がキュッと痛くなって辛いなあと思っていたら、「喪失」がテーマだったそうで。
    なるほど痛くなるわけだと思いました。

    表題作と、ドーナッツ・リングが好き。
    ハムスターはちょっとオチが苦手だけど、その他はみんな良かった。

  • うす暗く、うす明るい。

  • 喪失がテーマの短編集。
    恐らく二回目。遠い過去に読んだはず。
    でもそれを忘れてしまうような、ごく日常を切り取ったどこにでもあるようなないような風景。
    何気ない描写が、面白い。

  • この方のお話もときどき空恐ろしい。

  • 針に糸を通すかのような、繊細さに驚いた。経験をある程度積んだ30代(くらい)の内面が描かれている。
    主人公たちは経験を積んでいるから、あれこれ考える。
    その描写がまた細かい。


    ・好きな後輩のことを追いかける女性社員
    ・財布を忘れて動転する新婚女性
    ・女子大生とのやりとりを通じて過去の想いと決別した太った中年パパ
    ・人間的な感情を必死に抑えていたデキ女

    ↑印象に残ったエピソード

    この人の本また読みたい。

  • どこにもなくなったなにかが、あったことを思い出すあの気持ち。ネルシャツの話と指輪の話がすごくよかった。

  • 正反対の性格の女性先輩と働く<僕>の突如の反乱、
    両親が亡くなるのを待っていた自殺志願の女性、
    夫の定年を機に離婚はしないが別居する女性、
    などなど、何かを失ったり、何かが通りすぎていったりする短篇が収められています。

    どの物語にも、決着といえるような結末がありません。

    職場で突如反乱を起こした<僕>がその後は?
    自殺志願の女性は意志通りに実行する?
    いい加減な子育ての母姉の下で幼子は無事育つ?
    別居した夫婦はそれぞれ幸せに暮らす?

    その後の物語の行方は、読者にゆだねられます。
    それぞれの語り手も、手さぐりでその後を暮らすのでしょう。期待をしても、よい結果を生むべく努力をしたとしても、結果は保証されません。

    ほっこりした幸福の兆しを提示していない分だけリアルです。

    それでも、語り手たちの今後を応援したくなるとしたら、その気持ちこそが読者の収穫かもしれません。

  • 【たとえば恋、信頼、友情だったり…。大人になるにつれ、ひとつずつ何かを失くしていく。そして残るのは自分。喪失を越え、人はたったひとりの本当の自分に出会う。かなしくも、いとおしい自分探しの物語。】

  • 2013.0425読了。短編集で薄っぺらい本なのに読むの時間かかったな。なんというか、等身大で自然体でサバサバしてるんだけど内容は暗い感じが多かった気がする。喪失がテーマやったのか。しらんかったわ。

  • 新年読書二冊目!失う事は寂しかったり哀しかったりするけれど、全ての物語がそれだけでは終わらない。喪失の先の未来に希望が見える話もあった。私的には、するすると読める文体で1日で一気に読みました。

  • なにか失くすと、もうダメだーって肯定的になれないけど、登場人物たちは失くした先になにか見つけていく。答えが描かれて訳じゃないけど、失くした先に大切なことが見えるかもしれないと思える作品でした。

  • 「喪失」をテーマとした短編集。深刻になりすぎない話が好き。表題作とか、鶴ちゃんの話とか。

  • 手放すことにしたんだけど、登録されていなかったので、読んだことあるぞ、の記録のために(2012/10/07)

  • 06135

    平凡なストーリーの中に全体のテーマを決定づける一行のフレーズが。

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