天使の囀り (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 797
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979051

感想・レビュー・書評

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  • 貴志祐介さんは、ホラーの作品が上手いと見ます。
    “黒い家”を読んだ時も、唯々恐怖を与え、、
    僕もラストシーンには震えたたせ、怖かったのを覚えております‼️

    今回の“天使の囀り”も該当するかと思います‼️
    (第2章から、あっ!これやばい!ってなりました笑)

    しかも実際にありえそうな部分を描いてて
    勝手ながら今後あるのではないか??と妄想させられました

  • 実は紹介された時点で軽く内容は知っていて(謎の原因とか)細かいことは知らなかったけど知ってても全然楽しめる作品だった。
    グロいのがダメな人は絶対呼んだらダメだし、これは人に勧められる本じゃない。
    結構専門用語が出てくるけど、あんまり理解できなくても読めた。
    後半の怒涛の展開は最高だったけど主人公に感情移入しすぎると病みそうな作品だと全体的に感じた。

  • '22年7月29日、Amazon audibleで、聴き終えました。フォローしている読書家さん、NORAxxさんのオススメで。

    NORAxxさんに、感謝と共に、一言…「あのさぁ、あなたねぇ( ・ั﹏・ั)」ハハハ!ありがとうございました。

    いやぁ、おぞましい小説、でした!そのおぞましさたるや、かなり前に、やはり人に勧められて読んだ、団鬼六「肉の顔役」以来かも(-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩___-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩)ジャンルは全く、違いますが。

    「線虫」、ってなによ?と、ググって調べたのが、過ちでした!もう、しばらくは、うどんが食べられません(ノಠ益ಠ)ノ彡┻━┻
    あと、貴志さんって、「蜘蛛」がお好き?僕は思わず、「オエェ(失礼!)」となってしまいました。もう、ダメだわ…軽い、トラウマ。

    よくもまあ、こんな小説を書けるもんだ!凄い!吐き気を我慢しながら、一気に聴いてしまいました。驚愕!もう、しばらく、ホラーもイヤミスも、読み&聴きしたくない( ⚈̥̥̥̥̥́⌢⚈̥̥̥̥̥̀)有栖川有栖さんの、優しいミステリーが聴きたい…。

    と、まあ、色々と書きましたが…凄いなぁ、と、只々感心しました。
    でも、他の読書家さんには…オススメしません。悪いことはいわん、やめときなはれ!

    • まーちゃんさん
      NORAxxさん、こんばんは。いつもありがとうございます。

      いやぁ…凄かった!色々な意味で
      NORAxxさん、こんばんは。いつもありがとうございます。

      いやぁ…凄かった!色々な意味で
      2022/07/29
    • まーちゃんさん
      お名前出してしまいましたが…大丈夫でしたか?
      お名前出してしまいましたが…大丈夫でしたか?
      2022/07/29
    • NORAxxさん
      お気遣いありがとうございます(*^^*)むしろ、嬉しいです。
      こちらこそいつもありがとうございます!!
      お気遣いありがとうございます(*^^*)むしろ、嬉しいです。
      こちらこそいつもありがとうございます!!
      2022/07/30
  • これは、怖い。
    ホラー小説として、エンタメ的怖さはもちろんあるのだけど、それだけではなくて…。
    このコロナ禍の最中に読むことによって、この恐ろしさが現実味を帯びてしまっている、と言うか。
    作品自体はもちろんずっと前に書かれたものなのだけど、現在の状況と相まって、本当に、背筋がゾッとする思いがした。1番怖いのはやっぱり人間なのかな…とか思っちゃう。

    それはそれとして、エンタメ的、ミステリー的な面白さ。
    しっかり筋が通っているし、ああなるほど!と思わせる場面もあって楽しい。学術的な説明はちょっと難しい〜と思いつつも頑張って読んだ。

    そして描写のグロテスクさもとても良い。
    特に、線虫の描写はマジでもうしばらく細長い食べ物食べたくないなと思わせてくれるし、お刺身食べるのも躊躇しそうである。めちゃくちゃ気持ち悪い!(褒め言葉)
    そしてまた、それに侵された人間(だったもの)の描写の気持ち悪さも、迫力満点と言った感じ。腐乱死体ってガスが詰まっててちょっとした刺激で破裂するイメージがあると思うんだけど(あるよね?笑)、それがガスではなくて線虫。ううう〜、めちゃくちゃ気持ち悪い!(褒め言葉)
    あとはついでに、蜘蛛嫌いの私にとっては、彼のあのシーンもめちゃくちゃ気持ち悪かったw

    線虫の設定も本当に恐ろしい。
    自分が恐ろしい、怖い、嫌だと思っているものを快感に結び付けられてしまうなんて。
    私だったら何になるかなあと考えてしまってこれまた気分が悪くなった。

    以下、完全にネタバレ!



    ホラーとしては、結局全ては闇に葬られるのかなと思いながら読んでいたので、若干救いを思わせるラストで意外だった。
    完全に救いなく、主人公の耳元に羽音が聞こえて終わるのでは…と危惧していたのでそうならなくて良かったw


    しかし、あまり気分が落ち込んでいる時には、読まない方が良い本だと思う。天使の囀りを、求めてしまいそうで。なんてね。

  • 面白いが、絶対に実写にはしてほしくない小説。

  • 結構分厚い本だったが、スラスラと読めてしまい面白かった❗️人間を恐怖から救う、天使のように見せかけてかなり悪質なアレ…しかも実際にそういう生物がいそう、と思わせるあたりぞくっとする。
    気持ち悪い描写も目に浮かぶようでさすが。

    人間生きていれば、弱味は絶対ある。そこに漬け込む極小の悪魔…本当にありそうで怖い

  • ブックオフでなんとなく買った一冊。

    よく見たらホラー系の本だった。
    確かに気持ち悪い場面が幾つかあった。

    後半は話の内容がわかりやすく読みやすかったが
    そこまで行くのに天使の事とか、神話の話とか、なんとなく話とあまり関係ないような事を細かく書いてある所は読みにくかった。

    この本を読んで線虫の事をちょっと知った。
    ブラジル脳線虫なんていないのは良かったが、似たような線虫はいるようで、ちょっと恐怖を感じた。

    線虫の事をちょっと知り、怖さも知る事ができた小説でした。

  • 主人公と接点がないライターの話が並行で進められているのが面白い。ふたつの物語を見ているようでやがてそれが一つの道になってるのが巧みだなと思った。
    クリムゾンの迷宮に続いて読んだけど人が変貌するタイプの内容よりは黒い家みたいな人間の怖さを扱った内容の方が個人的には好み。
    ただ「新世界より」は名作

  • ラストが切なかった。
    でも、男の子(名前忘れてしまった)が死の恐怖から解放されて、最期には幻覚とはいえ家族全員と再会できるシーンに救われた。
    ブラジル脳線虫が唯一施した救済だといえるんじゃないかなぁと思った。

  • 前半は親しみが少ない言葉の羅列のせいでなかなかすすまなかったけど、後半のおもしろさの追い上げすごかった!
    想像すると鳥肌とまらないし顔しかめながら読んでたけど(◞‸◟)虫瘤の画像とか調べちゃってもう終わった、、、、、でも超おもしろかった〜

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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