青の炎 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.87
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本棚登録 : 15706
感想 : 1682
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979068

作品紹介・あらすじ

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

感想・レビュー・書評

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  • 脱角川ホラー文庫として期待値特大で読み進めた記憶がある。貴志さんの作品は大好きなのだが、角川ホラー文庫特有のオカルトな展開が苦手だ。

    こちらは少年の繊細で複雑な心の描写と、若さ故の過信や葛藤を含めた感情の起伏が細かく表現されており、尚且つオカルト要素が皆無。素晴らしい。
    正統なダークストーリーであり、自分の常識内の想像力で話を追えるので感情移入もしやすかった。

    昔に読んだ本なので記憶は薄れているが、切なく胸が苦しくなるラストははっきりと覚えている。
    少年の複雑な感情とどこか迷いながら起こす数々の行動に、やるせなさと同情心で心が占領されていた。映画を見た事がある人は是非原作を手に取ってもらいたい。

  • 貴志さんの初読。
    あなたにオススメにずっーと出てた&皆さんの本棚で表紙はよく見ていた作品。

    解説にもある通り完全犯罪に挑む高校生主人公の孤独な戦いの物語。

    普通のミステリーは、事件起こり行動や動機を推理して事件を解決する。
    当作品は、倒叙推理小説というものにあたるらしい。完全犯罪を計画し、人物の心理がたくさんかかれており、ストーリーの展開が普通のミステリーと逆とのこと。そうでした。

    読後感は心臓を切り裂かれた想いです。
    悲しさ、やるせない。今日眠れないかも。くらい心が痛い(><)

    終始、主人公の見方になり読み進め、でもハラハラと心配なるし、最後まで一気読み。
    ラストはもう、やだーーー
    切ない。久しぶりにラストこんな気持ち。
    癒されるのは、紀子ちゃんとの2人の時間くらいだな。
    ラストの後に、自分が母なら、自分が妹なら、自分が紀子ちゃんの立場なら?の気持ちを考えてしまい、もう本当切ないでは表せない気持ち、、、、
    この気持ちどうしてくれるんだー!!貴志さんやめてー(>_<) 他の作品読んだことないけど、読みたいけど読めるかな、、。
    なんだかんだで、個人的には超絶高評価となりました。そして、初めて倒叙推理小説というものを読んだ気がします。多分。

    明日仕事休みたい笑

    • あゆみりんさん
      なんなんさん、おはようございます♪
      今日のお仕事は大丈夫でしょうか?

      「青の炎」を読んだ時、私も同じ気持ちになりましたよ_:(´ཀ`」 ∠...
      なんなんさん、おはようございます♪
      今日のお仕事は大丈夫でしょうか?

      「青の炎」を読んだ時、私も同じ気持ちになりましたよ_:(´ཀ`」 ∠):
      高校生でこんなにも背負って、覚悟決めて…
      胸が苦しくなりましたよね、愛が深かったからこその事件、そしてラストでの散り方…
      彼の想いの深さや覚悟を思うと、涙でした。
      2023/01/19
    • 1Q84O1さん
      なんなんさん
      こんにちは♪
      はじめまして
      あゆみりんさんと同じく心配しています…
      仕事は大丈夫ですかw

      この作品いいですよね!
      私は貴志さ...
      なんなんさん
      こんにちは♪
      はじめまして
      あゆみりんさんと同じく心配しています…
      仕事は大丈夫ですかw

      この作品いいですよね!
      私は貴志さん大好きで本作もお気に入りのひとつです
      (読んだのはだいぶ昔ですが…)
      ラストはほんとに切ないです…
      貴志さんの昔の作品はホラー系が多いですが、ぜひ他の作品も読んでみてください^_^
      2023/01/19
    • なんなんさん
      あゆみりんさん、1Q84O1さん
      こんばんは。

      本日無事に仕事は行きました。
      ただ、あまり集中出来ず、本の回想をしていた感じです笑

      ホラ...
      あゆみりんさん、1Q84O1さん
      こんばんは。

      本日無事に仕事は行きました。
      ただ、あまり集中出来ず、本の回想をしていた感じです笑

      ホラー系は怖いから苦手なんですけど、他の作品も読んでみようと思います。

      青の炎は、映画5本連続で観たくらいの感覚。
      私もガレージでお酒飲みたいです笑
      2023/01/19
  • ブグログのあなたへのおすすめに、出てて、タイトル知ってるし、映画観た気もするけど、倒叙ミステリーとして、有名やから、更に古本屋で安く売ってるし、読んでみるか!で読むことに。(積まれてる本さん、ごめんなさい…一文長過ぎ、ごめんなさい…)

    炎は温度の高さによって色が変化する。
    思い浮かべる赤い炎というのは炎の中ではかなり低い温度で、炎は温度が低ければ赤く、高くなればなるほど青くなる。
    青って、内面は、凄く熱くなっているんやけど、見た目は冷たい感じ(冷静)がして、何か赤より怖い。
    本気で怒ってる時って、怒鳴るとかせず、逆に無口になるもんな。
    まぁ、本作も怒りMAXなんや…

    …完全犯罪なんてないもんな…
    なんぼ、優秀だといっても高校生だし…
    しかし、動機が、ツラい(T . T)
    母と妹を守ること。これは最後まで、一貫してる。自分の事は二の次にして…

    「犯人を助けてあげたい度」はダントツ一位らしいけど、分かる!でも、この感じだと、また、青い炎に…って気もしてくる。やはり、一線を超えるとあかんのかな…「山月記」を例にしてたけど…
    一度火をつけてしまうと、瞋りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くすことになる…

    警察も弁護士さんも何もできないのなら、自分で!って思わせる世の中を変えたいと切に思う。

  •  主人公・秀一は高校生。10年前に母と再婚・即離婚するも、突然現れ居座る曾根。この男は、酒と競輪に溺れ、母と妹にまで食指を伸ばそうとする屑男でした。秀一は静かに激怒し、早い段階で殺ってしまおうと『強制終了』を決意します。

     表題の『青の炎』の〝青〟が印象的です。実際の燃焼温度差は 「赤」<「青」、しかし色相の印象温度差は 「赤」>「青」と真逆です。
     秀一の心に燃え広がった憎悪の炎は、刹那的・爆発的な真っ赤な炎ではなく、熟慮に裏付けられた、静かでより高熱を発して燃える青い炎でした。さらに、青春の〝青〟と湘南の海の〝青〟のイメージが鮮やかに重なります。

     倒叙ミステリーっていうんですか、秀一の計画から実行、その後に至る内面・心情が、切ない程詳細にかつ濃密に描かれ、痛いくらいに読み手に伝わってきます。構成も素晴らしいですね。
     17歳という無邪気さ、無謀さと危うさ、そして未熟さと愚かさと相反する巧緻性と実行力が秀一の中に混在しています。
     家族を守るための完全犯罪の破綻、簡単に消えない青い炎の支配、これらを通して闇に取込まれていく過程が見事に描かれています。もはや、ミステリーを超越した優れた人間ドラマになっています。

     この秀一が最後に選んだ道は‥? 余りにも尾を引く結末に茫然とし、暫し何も手につきませんでした。刊行から20年以上の時を経て、全く古さを感じさせない記憶に残る素晴らしい一冊でした。

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      kuma0504さん、おはようございます♪
      コメントありがとうございます。やはり映画は観ないことにします。何年か経ったらわかりませんが‥。
      ...
      kuma0504さん、おはようございます♪
      コメントありがとうございます。やはり映画は観ないことにします。何年か経ったらわかりませんが‥。
      ラストシーンが頭から離れないんです。ふと思ったのが、柚月裕子さんの『盤上の向日葵』と重なるな‥ということ。個人的な感想ですが、本作が影響を与えてるんでしょうか? 両作品のラストが共鳴し合っている気がしてなりません。
      単なる退廃美を超えた強烈なインパクトです。
      ありがとうございます。
      2023/06/16
    • なんなんさん
      初コメです。宜しくお願いします^^
      私も、この本めちゃくちゃ好きです。
      最後のシーンは、もう描写が頭の中回想します。
      あまりにも好き過ぎて映...
      初コメです。宜しくお願いします^^
      私も、この本めちゃくちゃ好きです。
      最後のシーンは、もう描写が頭の中回想します。
      あまりにも好き過ぎて映像化も見ました、良かったですけど、本の方が良かったです!!!
      過去歴代ベスト5に入るくらい好きです。
      2023/06/21
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      なんなんさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      過去歴代ベスト5! おぉ凄い! 感動を共有できてよかったです。今後もよろしくお願...
      なんなんさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      過去歴代ベスト5! おぉ凄い! 感動を共有できてよかったです。今後もよろしくお願いします。
      2023/06/21
  • 古畑任三郎のような、犯人からの視点で話が進む倒叙ミステリ。めちゃくちゃ面白かった。ガッツリのめり込んだ。
    こんなに読者を味方につける殺人者はなかなかいない気がしている。

    高校生・秀一は、勉強が得意でちょっと斜に構えている感じだが母と妹思い。
    クズ描写が清々しい義父から家族を守るため、完全犯罪を行う決意をする。

    とても面白かったのが、殺害のアイデアのヒントが教科書から出てきたり、国語の引用が非常に多く見られたりするところ。
    私が一番好きなのは「山月記」の引用だ。
    発狂から虎になってしまった李徴の独白を自分と重ねる秀一。
    自分の意識が徐々に無くなり、虎になっていく恐怖。秀一自身が殺人者(虎)になっていく恐怖と重なる…
    そこを義父を人と見ずに、クズを始末するだけ、家族を守るため、と自分を奮い立たせる。

    秀一の事が好きなヒロイン・紀子との関係も切なかった。利用しようと近づいたが、本当に惹かれてしまう。しかし、犯罪に気づかれ彼女を深く傷つけてしまう。
    あと紀子がコナン君並みに鋭い。観察眼あるし、警察官とかになるべき。

    秀一は勉強は出来たかもしれない。しかし全てにおいて想像力が足りなかった。
    実際に人を殺すとはどういう事なのか。
    嘘をつき続ける人生とはどんなものなのか。
    未熟さ、切なさ、若さ、惨めさ…
    湘南の爽やかな描写と相まって胸が締め付けられる。
    誰かこの、本当は弱く傷つきやすい少年を守ってやって欲しかった。



    そして最後に出てくるトラックの運転手さん。
    ただかわいそう。

  • 家族を守るために完全犯罪を実行する高校生の倒叙ミステリー。

    切ない物語に深く感情移入させられたことは元より、わずかな綻びから完全犯罪が暴かれていく展開が、さり気無く素晴らしく見応えがあった。

    結末が兎角、切なすぎて読後しばらく引き摺られた。

    著者作の中では今日今現在1番の作品。

    • しずくさん
      随分と前ですがすごく気に入り次男にも勧めました。息子も良いねと言ってくれ2人で盛り上がりました。つい懐かしくなりコメントを寄せます。
      随分と前ですがすごく気に入り次男にも勧めました。息子も良いねと言ってくれ2人で盛り上がりました。つい懐かしくなりコメントを寄せます。
      2021/07/08
    • akodamさん
      しずくさん

      コメントありがとうございます。
      貴志祐介の作品の中でも未だにダントツ1位の作品です。

      読み進めるのが、悲しくて辛くて苦しい作...
      しずくさん

      コメントありがとうございます。
      貴志祐介の作品の中でも未だにダントツ1位の作品です。

      読み進めるのが、悲しくて辛くて苦しい作品ですが、読み応え充分です!
      2021/07/08
  • 先が読める重い展開、最後まで秀一の心情に寄り添うのはキツイなぁ、と。元同級生が現れてからは、ドラマ仕立てのようで、ハラハラしながら読了。
    どうやったら怒りを感じないで世の中渡って行けるのか、そう思います。それが出来たら…
    愛する者を救うため、その優しさ故に自分自身に犠牲を招いて。判断がつきかねる17歳、考えることが短絡的、もう少し未来を予測する力があれば。大人びてはいるが、未熟さ不完全さ、思いつめてひとりで抱え込んでいる、次々と暴かれ壊れていく様は心が痛かった。緻密な作戦を練るところは不気味、没頭しやすい人の怖さというか。人に心を開くことが大切だという気がしました。
    動機と犯行のアンバランス、まだ17歳、守ってもらえる環境だったなら、と。ひとりで戦うラストまで切ない。母親の影が薄い、しっかりして、と言いたい。
    倒叙推理小説というのを初めて知りました。動機に触れるところが辛かった。
    青い相模湾沿いを走るロードレーサー、紀子との絡みが爽やかでアオハル、せめてもの救いの時間だった。

  • 著者、貴志祐介さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    貴志 祐介(きし ゆうすけ、男性、1959年1月3日 -)は、日本の小説家。日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。過去には岸 祐介(きし ゆうすけ)名義で作品を投稿していた。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

    ---引用終了


    本作は、「倒叙推理小説」に分類されるそうです。
    倒叙推理小説とは、本作の解説に、次のように書かれています。

    ---引用開始

    倒叙ものミステリーでは、まず、前半で犯人が完全犯罪を計画する形であらかじめ手の内を明らかにする。その後、計画を実行し、それが成功したかに見えた時点で、今度は逆に警察や探偵の側が捜査を開始して、犯行を暴き、事件を解決する。つまり、ストーリーの展開の仕方が普通のミステリーとまったく逆なので、倒叙とか、倒叙推理小説というわけである。

    ---引用終了

  • 初めての貴志祐介さん作品。
    〔倒叙推理小説〕という種類を初めて知り、犯人側からの視点で物語を読み進めていくのも新鮮で面白かった。

     主人公は母子家庭で妹を含めた3人で仲良く暮らす普通の男子高校生:櫛森秀一。その平和な日常に突如、母親の元夫:曽根が介入してきて状況は一変する。
     母と妹を守るために、秀一は曽根の抹殺を計画する。完全犯罪を成功させるために準備に駆け回る姿からは、頭がいいのはもちろんだが、母妹思いの優しさと責任感の強さが感じ取れる。
     
     完全犯罪を成し遂げたかと思いきや少しずつボロが出て、警察も真相に近づいてくる。読み進めながら秀一の心境がそのまま伝わってきてハラハラドキドキした。
    秀一の身に沸き上がる繊細な感情の起伏が、読んでいて切なくもあり苦しくもなった。
     犯罪は絶対にいけないし裁かれるべきなんだけれど、同級生の秀一への関わり方を見ても、秀一が周りに好かれていた人物であったことが伝わってくる。

     秀一のような優しい青年が究極の選択をしなければならなかったことが悲しいし、最後も切ない。
    正論だけでは片づけられない考えさせられる物語だったけれど、手に取ってよかった。

  • 辛すぎる! 家族を守るために計画殺人を企てる高校生の心情が切ないっ 心痛いミステリー★5

    母と妹との幸せな家庭に入込んできた母の別れた再婚相手。正義感と責任感が強い主人公がダメ男に鉄槌を下すべく完全犯罪の殺人を計画する。

    夢も希望もあまり溢れるはずの青春時代が、どうしてこうなった…
    頭脳明晰で責任感がつよく、思う存分甘えられる人が周りにいなかったのが原因でしょうか。荒れたり、すさんだ生活になったりするのがよくある成り行きなんでしょうが、重要な決断をするまえに、諭してくれる大人がいなかったのが悔やまれる。

    こんな家庭環境は、ほんのすぐ近くにありそうで、どうすれば大人たちはこういった青年たちを救えるのでしょうかね。未来のない選択だけは、させたくないのですが。

    本作は主人公の心情描写がホントにお上手。思い悩みや決意が深々と伝わってきて胸が苦しいです。家族、ヒロイン、友達のキャラクターの描き方も素晴らしく、主人公に対する愛がひしひしと感じられます。

    ストーリーは倒叙ものですが構成の組み立てが巧み。そして少しずつ解き明かされてしまう感じが超怖いぃぃ

    純粋な正義を貫く様を刮目してほしい、ミステリー好きには超オススメな作品です!

    • nazunaさん
      はじめまして。
      貴志祐介の作品は「黒い家」がこわすぎて、他の著作に手を伸ばせずにおりましたが、こちらの感想を拝見して読んでみたくなりました...
      はじめまして。
      貴志祐介の作品は「黒い家」がこわすぎて、他の著作に手を伸ばせずにおりましたが、こちらの感想を拝見して読んでみたくなりました!読みます!
      2022/03/16
    • autumn522akiさん
      nazunaさん、コメントありがとうございます!

      私はむしろ「黒い家」を読めてないんですよね~。読む気は満々なんですが、積読が大量にあ...
      nazunaさん、コメントありがとうございます!

      私はむしろ「黒い家」を読めてないんですよね~。読む気は満々なんですが、積読が大量にあってまだ手が伸びてません。今度買ってきます!

      本作はかなり胸をうたれる良作なので、決して損はさせませんよっ
      2022/03/18
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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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