硝子のハンマー (角川文庫)

  • 4081人登録
  • 3.48評価
    • (185)
    • (590)
    • (673)
    • (126)
    • (32)
  • 506レビュー
著者 : 貴志祐介
  • KADOKAWA (2007年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979075

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

硝子のハンマー (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 普段から特に推理して
    読むタイプではないけど
    このトリックはさすがに分からない…。
    その分意外性はありました。

    なぜか2話入っていると
    勘違いしていたので…
    前半終わったとき解決してなくてビックリ。
    そして後半全然雰囲気違ってまたビックリ。

    シリーズ続編は機会があれば…

  • 普段はドラマの原作、と聞いて本を選ぶことはない。
    たまたま原作があることを本屋さんで知り、手にとってどんなのだろうとページを開いてみた。ふんふん、原作では弁護士の青砥さんが新人ではなくもう少し経験を積んでいて、芹沢弁護士はいないんだな。そして、主人公榎本は…、泥棒を本職とする防犯コンサルタント。

    ドラマは1話完結なのだけど、この作品はこの本でひとつのお話。
    トリックもすごいが、人間の作りこみもすごい。
    前半は榎本と青砥が事件の捜査をしていく。可能性を考えては捨て、天然な(青砥の)案を試しては捨てる。犯人はどうやってビルに忍び込み、監視カメラの目を掻い潜り被害者を殺したのか。そして犯人は誰なのか?
    トリックが明かされる前に、後半犯人の独白が始まる。
    この展開も、読者を(というかわたしを)引き込ませる。ただトリックをとくだけでなく、なんで犯人がこんなことをしようとしたのかも明かされる。新鮮です。普通だと、探偵(役)がトリックを暴き、犯人に突きつけて、観念した犯人が話し始める…というのが王道かと思う。でもこの話だと、犯人の生々しい感情が書かれていて、トリックを榎本に解かれて欲しくないような気持ちになってしまいました。

    泥棒なんてことをしている榎本の意外な正義感や、青砥の天然さがとてもいいです。
    どろどろ重たい場面もありますが、不思議に明るい読後感。
    ちなみに気になったのは榎本の好み。これはシリーズ2作目にも出てくるんですが、「知的な美女」に自分の能力をひけらかしたい欲望があるらしく(笑)
    現在第3作まで出てるのですが、もう2作目までは読破済です。榎本のことが明かされる(ことがあるのか分からないですが)のが楽しみです。
    そして原作者の喜志さんがおしゃってたのをどこかで読んだんですが、そのとおり、榎本の神経質そうなところが大野さんにぴったり。青砥は戸田さんをもう少し歳を取らせた感じで想像しながら読んでます。

  • 基本的には面白かった。
    続きも読んでみたい。

    ただ、私が犯人だったら、あんなめんどくさいことしてまで殺人しないわ。

  • 貴志祐介だけどグロさ0の本格ミステリー。

    作品によって変わる文体。

    流石です貴志さん。

  • 周到なミステリ。冗長とは表裏一体。
    ディティールが細かいのは面白かったけれど、
    先に映像化をみてたから想像を助けられる部分もあって、それがなかったらちょっときつかったかなという気もするし
    逆にすでに主要な部分を押さえた状態だったから冗長に感じるところもあったかもしれない?
    前半の推理合戦は探偵とワトソンの個性で難なく読めて、後半はぐいぐいひきこまれてあっという間に読み終えちゃったので
    なんというか、面白かったです。

  • 内容やトリックはとても面白い。だけど、相方の関係ない推理とか無駄な箇所が多くて、何か展開がパッとしない感じがした。このシリーズの他作品のように短編の方がよかったのではと思う。ところで、貴志祐介は、猿が好きなのか詳しいだけなのか、、、。

  • 鍵のかかった部屋の長編

  • この本を手にしたのは、大野くん主演の『鍵のかかった部屋』を見たのがきっかけ。
    だからどうしても、榎本のセリフが頭の中で大野くん調になってしまう~(笑)。
    まぁ、大野くんファンの私としてはそれもまた楽しみだったりするのですが・・・

    やっぱり原作の方が面白い。
    ドラマでは大野くんひとりのキャラが立っていたけれど、原作では弁護士の青砥さんがしっかりしているのがいい!
    榎本のほんとの姿をしっかり見破っていたし。

  •  株式上場を目前にした介護サービスの会社ベイリーフの社長が何者かに撲殺されるという事件が。現場は暗証番号を知っている者しか、エレベーターを降りることができないビルの最上階。廊下は監視カメラが始終監視し、窓は強化ガラスという現状な守りの中、外部からの侵入者は考えられず、隣室で仮眠していた専務が逮捕されてしまう。
     さっそく、会社の評判を損なわず、専務の無実を晴らすための弁護士チームが作られ、青砥純子はその一員として事件の捜査に乗り出す。純子は、かつて同じような密室事件を解決したという評判を聞きつけ、防犯ショップの店長榎本径のもとを訪れ、協力を求めるのだが…

     ドラマよりも、一癖も二癖もありそうな榎本径。そして、ドラマよりも颯爽としている青砥純子。(残念ながら芹沢さんは出ませんし、戸田恵梨香ちゃん演じる地味な感じの青砥さんもけっこう好きなんですが…)物語は、まさかまさかの長編で、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

  • 今回の月9「鍵のかかった部屋」の原作シリーズの第一作。毎回、密室をとりあげて10回程度のドラマをあきさせずに持たせるのはプロットがたいへんやろうなぁ、と原作を読んでみたら、これがドラマよりはるかにおもしろい。(ドラマもなかなかいいできです。)この第一作はちょっとくどくて長すぎるかもしれないが、検証を何度も繰り返す、オーソドックスな本格ミステリの構成上しかたがないか。密室ものではきらわれる、堂々たる「機械的密室」だが、この大じかけはおもしろい。やってみたくなる(笑) 防犯(泥棒?)探偵榎本と女弁護士青砥のかけ合いもコミカルでいい。おすすめ。

  • 貴志氏の文章は読みやすい♪ 著者のはじめての本格ミステリーということで、飛びつきました。
    二部構成になっていて、前半と後半で全く違う物語のように感じます。
    密室の謎を解明するべく、考えられる様々な可能性を挙げていき、消去法で徐々に真相に近づいて行くのですが、とにかくその過程が長いので(笑)好みが分かれるのではないでしょうか。
    長編にも関わらず先が気になって、珍しく電車の中以外でも一気に読んでしまいました。しかし、『犯人はおまえだー!』的な要素が無くて寂しかったので、☆4つです。

  • 何度目かです。
    ドラマが始まって、ドラマ大野径は原作と違うキャラになってしまっているんですけど、彼は彼でいい味だしてますね。より萌えによってる!(何度か萌えてしまい唇を噛み締めた)
    密室殺人がテーマなので、何度も何度も、トリックを実験して卓上の空論じゃない…侵入するのに多少違法チックなことをしてしまうのが、彼のチャームポイントですね。車椅子探偵も好きだけど。
    ちなみに私は大野径は大野としての魅力が多くて、キャラとしては原作径の方がすきですよ!!(探偵ならせめて!もっと!)

  • シャーロックホームズ系の探偵とワトソン系の弁護士のコンビが密室殺人を解き明かす。

    何度も正解にたどりつきそうになり、失敗するところが、好奇心を倍増させる。

    久しぶりに楽しかった。

  • 一章目:社長が密室で殺された。その密室の謎と犯人を突き止めるために、弁護士の青砥純子と防犯コンサルタントの榎本径が様々な推理を展開する。
    二章目:犯人側からの視点での展開。倒叙推理小説(とうじょすいりしょうせつ)

    物語は2章に分かれているんだけど、この本の何が凄いって言うと、先の1章丸々使って2人とも的外れな推理ばかりを展開しているところだと思いますね。様々なロジックを展開しているけどコジツケが多かったり。でもコナンや金田一とは違ってこういうのがホントの人間らしい推理の仕方なのかなって思います。でもこの本の面白さもここにあります。

    貴志 祐介 って取材魔らしいですね。だからこんな深みが出せるのかもです。

  • 推理小説を何冊も読んでると、日本の警察は、人が死んだと確定すればもんすごい頑張るけど、行方不明とかだと全然頑張らない、という事らしい。まぁ小説がどこまでホントか分からんけど、どうせ現実世界で殺人事件に関わることなんかないだろうから、小説の世界でホントならまぁホントって事で良しとして。まぁ要するに人殺しはダメ、絶対、って事なんである。って登場人物も言ってるんですけどね。だからもう絶対に殺すしかないってところが納得できないと、どうにもどうにもすっと入り込めないというか。むしろあちゃー、やっちゃったー、殺しちゃったー、ってとこから始まる方がよほど納得できる。でもって今回はいろいろ犯人が言ってるけど、まぁぶっちゃけ殺さなくても良くね?ってところを考え始めて思考停止してしまった。せっかく大金だけ手に入るチャンスもあるのにさぁ。もったいない。。って本気で残念がってしまってもしょうがないけどね。

  • 読んで自宅の防犯がかなり不安になってしまった。泥棒は狙われても何も置いてないから大丈夫だが、怨恨を持たれたとしたらすぐ殺されそうだなと思った。

  • 密室での殺人事件を探偵役の男と女性弁護士が解決に導く話
    謎を暴いたと思ったら即座にそれが否定されるという繰り返しで、翻弄される
    この2人の話、シリーズ化されていないのかな、されているのであれば読みたい。
    トリックも良かったけど、この人の書く話の凄いところは、細部にまで拘った作り込みだと思う
    なんてことない背景描写もリアリティあるものになっていて、字数を埋めるだけの無駄な文が全くない

  • ドラマから入っていて、割とぴったりかなぁと思いながら読んでいたけど、思いの外最初から泥棒バレバレだし、榎本さんもっと完璧人間感が強い。
    このテイストでドラマも見てみたいなぁ。

  • 面白かったです。キャラクターに味があって追っかけたい。
    でも、皆さんが言ってるように長いしめんどうだし、で、斜め読みの骨頂のように呼んでしまった。
    それで内容がわかる

  • 久しぶりに本格を読んだ。
    前半と後半とで随分雰囲気がかわる。前半が挑戦で後半が解答。前半だけで解答を見つけたかった。
    2017/4/26

  • これがシリーズのはじまり。長かった。

  • これほどまでに長編にしなくても成り立った物語なのでは?とも感じた。
    榎本と青砥が初めて出会う事件でもあり、それなりの説明は必要だったとは思うのだけれど。
    主要な登場人物のふたりがいい。
    青砥のまったく方向違いの推理も、捉えどころのない怪しげな榎本の論理的な推理も、とても面白かった。
    トリックそのものについては、「えっ??」と驚かされた。
    出来ることをさせる・・・なるほど、考えているなぁと。
    犯人の視点で描かれた犯行の裏側にあれほどの枚数を割く必要があったのか、という疑問はひとまず置いておく。
    終盤に語られる榎本のポリシーが、いったいこの人の過去に何があったのか?と思わせる。
    盗みは許せるけれど人殺しは許せない。
    犯した罪の軽重は関係ないのでは?とも思うが、たしかに殺人は許されるべきことではない。
    榎本の過去はいったいいつ明らかになるのか。
    きっといつかは貴志さんが書いてくれるだろう。
    楽しみのようでもあり、いつまでも謎のままでいてほしい気持ちもあり、といったところだ。
    シリーズを追うごとに二人のキャラクターがより一層はっきりとしてくる。
    二人の軽妙な(不思議な)掛け合いが、この物語の魅力のひとつかもし

  • つまらなかった...息切れするほど耐え難いつまらなさだった...拷問だ...。それなりのページ数があるのにスッカスカ。本編と関係ないどうでもいい情報で埋められた隙間が「ディテール」? 勘弁してくれ。
    「同じ文章」の仕掛けだけはよかった。

全506件中 1 - 25件を表示

硝子のハンマー (角川文庫)に関連する談話室の質問

硝子のハンマー (角川文庫)を本棚に登録しているひと

硝子のハンマー (角川文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

硝子のハンマー (角川文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

硝子のハンマー (角川文庫)のAudible版

硝子のハンマー (角川文庫)の単行本

ツイートする