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みんなの感想・レビュー・書評
2006年9月12日の感想
ナンシーさんが、家の外に出かて現場を見てきてる。
私にとっては貴重な一冊。。。
しかし、発行時期が古いので、古く感じるネタが多いかも…。
ああ、ナンシーさんに生きててもらって、是非突っ込んでもらいたかった、と思うことがしばしば(多々)ある。
様々な信仰場(矢沢栄吉のコンサート、ウルトラクイズなど)に体当たり取材。ナンシーさんが現地へ行って聞き込み等していて、写真付で意外な迫力。
ナンシー関さんのルポルタージュ。
品のある文章でも、耽美な文章でもない。しかし、人を惹き付ける魅力的な文体と独特のテーマはやはり鋭ぎすまされている。
東京大学の合格発表を見に行くのではなく、三流大学の夜間学部の合格発表を見に行く。合格者はどういう想いでその現場に集うのか。歓喜や諦観などの感情を期待するがその内実はいかに?
ナンシー関さんのルポルタージュ。
品のある文章でも、耽美な文章でもない。しかし、人を惹き付ける魅力的な文体と独特のテーマはやはり鋭ぎすまされている。
東京大学の合格発表を見に行くのではなく、三流大学の夜間学部の合格発表を見に行く。合格者はどういう想いでその現場に集うのか。歓喜や諦観などの感情を期待するがその内実はいかに?
20世紀後半の日本文化ルポとして出色。ナンシーさん、何故こんなに早く往ってしまったのか。もったいない。
好評だったTV批評コラムではない、長めのエッセイ。
肩に力が入っていたのか、突っ込み所は良いのに、少しまどろっこしい。
矢沢永吉コンサートやウルトラクイズ、発明学会などは面白かったが、しかし、閑散とした公団建て売り抽選会場や某私立大学は狙いすぎて対象を見誤った感じ。本当の信仰の現場に行くと、心身の危険があったかもしれないが、百名近くが集まる現場にこだわって欲しかった。
2010/3/27 読了。
鋭い着眼点と洞察力を持ち合せていさぎよい文章を書けるのはこの人の右に出る人はいないのではないでしょうか。(新たな文章を読めないのはいかにも残念なことですが。。)今回、現場潜入してナンシーさんの目に映る”日常社会の価値基準とちょっとズレた異世界”を斬っているところに面白さがあった。『ゾロ目マニア』の回なんで、ナンシーさんの憶測から実際のマニアを越える行動を起こしたり、ナンシーさんのフットワークの軽さに新たな一面を見ました。
2010/3/16(70-17)
消しゴム版画家でコラムニストのナンシー関さんの脱力系突撃レポート(なんやそれ?)。
宗教的ともいえる世界(矢沢永吉ファンの世界とか)から、それ信仰っていうの?(テレホンショッピング)というものまで、関氏が、これはと思った世界に単身飛び込み、レポートのようなエッセイのようなどっちとも言えるような文を書いている。
普通人から見た、様々な「コアな世界」というものを、一歩引いたところから、その奇妙なタガの外れ方をレポートしている。
別に読んだからと言ってためになる訳でもないが、未知なる世界にちょっと触れてみるもの悪くないと思う。(気軽に読めるし。)
「翻訳もの」で紹介した『園芸家12カ月』が、マニア当事者の側からの文章だとすると、こっちは第三者によるマニアレポート。しかも、マニアひとりひとりではなく、マニアが同好の士と集まって普段の周囲への注意がゆるくなった、その「隙」をすかさずレポートするという、その発想がすごい。
第三者の視点をズラさない的確なツッコミをしつつも、マニアたちへの敬意(自分はああはなりたくないなとは思ってるだろうけど)も失わないレポートです。サブカル系を小バカにしたレポートや、マニアになりきったつもりで痛々しいレポートを繰り広げる雑誌やTVのほうが多いので、そこも尊敬。
今もナンシー関さんがご存命だったら、ヨン様ファンの集いとか、ゲーマーのゲーム大会とか、行ってくれたのかなぁ。百人一首大会とか、ロボコンとか、気球飛ばし大会(西原理恵子が行ってたけど、レポートがボロボロだった)とか、見てみたかったなぁ残念。
こんなに的確に物事を見極め、表現できるひとを早くに失ったのは
本当に痛い。
彼女が書く一言一言に、思わずそうなんだよ!と膝を打ちたくなる。
思わず「これ言ったらみんな引くかな〜」って、言わずにいるような
こともハッキリ言う。
とにかくモヤモヤ解消の教祖さまだったのにな〜
著者の鋭い視点と、斜めからの語り口が非常にマッチしていて、色々な新しいものを気付かせてくれる、そんな気がしないでもない。結局彼女って何者だったんだろう。
本書においての信仰は、異常と正常の二項では決して語れない第三の領域とでも言うべき閉鎖空間に生じる、その閉鎖空間が故の高ボルテージを指している。矢沢栄吉のライブ会場、大人が集う絵本専門店、劇団ひまわりの玄関口など、現代のアウターゾーンをナンシー関がいかにもナンシー関らしい着眼点で、冷静にそれでいて暖かく観察する。卓越した文章構成力に脱帽。この人から学ぶべき事は多いと思う。
体験ルポ。可もなく不可もなくナンシー氏らしい感じもあんまりなく。いや、らしいってのがわかるほど彼女を読み込んでいないけど。
名著。バイブル。常に枕元に置きたい。人間、なにかに熱狂している姿は間抜け。そして、集まると馬鹿になる。という二つの視点を自分の肝に強く銘じた。
関係ないけど、週刊朝日はナンシー関の代わりを探すのもうやめたほうがいいと思う。一回も成功してないし。でも母に言ったら、あんたの気のせいよとばっさり。そうかなー?私だけなのかな。
ナンシーの本、みつけるたびに即買い即読み、少したったらまとめて処分、だったが、この本だけは残している。テレビ批評が有名だが、これは珍しく、テーマを掲げて取材にでかけている。現場にいる人にさりげなく質問したりもしている。個人的には、皇太子結婚パレードが戦後思想史において重要だと思うし共感ももつ。あと、おもしろくて好きなのは、発明協会・寅さん・歌舞伎座の前売り券売り場の話。こちらは、日本人ていいなあと思います。
【追記】歌舞伎座・寅さん・発明協会の話は今でもすきですが、皇太子結婚パレードについての章については、今は複雑な思いあり。
何が「中道」なのか、ということについて考えてしまう。
ナンシー関の書いたものは色んな所に連載されていた
けれど、どれを読んでも揺るがなさが伝わってくるのが
凄かった。何があっても、どの時代でも、ナンシーは
常にあらゆるものを一定の視点で見ていたと思う。
それがとても格好よかった。
スタンプ展覧会で、この本にスタンプとサインをして
もらったことがあるのだが文庫版だったため、ぱっと
見てぱらぱらとめくり、表紙、裏表紙とめくったのちに
一言、「どこに押しゃあいいんだ?」と低いトーンで
呟かれたのが今でも忘れられない。
それもとても格好よかった。
持ち前の眼力全開で芸能界ではなく下界の不思議を体験してます。
写真とかサイコウです。
私はぞろ目の回が一番お気に入りです。







