何がどうして (角川文庫 な 30-8)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041986080

感想・レビュー・書評

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  • 20120129近況、読書録「何がどうして」

     夕食にハヤシライスを食べる。
    年末と正月があったので、
    なんだか久しぶりに食べたような気がする。
    いつ食べても安心する安定した美味しさだった。

     今日は仕事が早く終わって帰ったので、
    夕食が始まるまでゆっくりと時間をかけて鍋の番をする。
    しっかりと煮立たせながらも焦げ付かないように、
    ずっとお玉を動かして丁寧に煮込んでいく。
    時間をかければかけるほど美味しくなっていくようで、
    鍋を見ているのが楽しい。

     夕食にいい時間になり、
    お皿にご飯をよそってハヤシライスソースをかける。
    一日目でとろみが少ないために、
    かなりたっぷりめにかけていただいた。
     時間をかけて煮込んだおかげでとても美味しい、
    美味しいのだけれど、
    なんだか具がとても少なくなっているような気がした。
    食べ終わって気がついたのだけれど、
    多分かき回しながら火を通し続けたので、
    玉ねぎが溶けてしまったんだろうと思う。

     一杯目は普通にいただく、
    付け合せには茹でたブロッコリーと大根の浅漬けを添えて。
    甘い目のハヤシライスソースに慣れた口の中に、
    大根の浅漬けの塩気が入ると口がすっきりし、
    改めて美味しく次の一口が食べられる。
     二杯目には少しスパイスを効かせて、
    何が合うかわからないのでとりあえず胡椒を振ってみた。
    胡椒の香りと辛味がなかなか良い塩梅、
    今日もとても寒かったので体の中から温まって良い感じ。

     明日は更に玉ねぎが溶けてしまって、
    具の少ないソースになるのだろうけれど、
    今日よりもずっと美味しくなっているのかと思うと、
    楽しみでしかたがない夕食でした。

    ーーーーー

  • 定食屋のための

  • 70821

  • 実はナンシー関をきちんと読むのはこれが初。文春の連載などをよく読んでいたので、何だか自分でも意外です。それにしても本当にこの人の洞察力と目のつけどころって凄い。テレビで見かけるあんな人やこんな人に対するイメージをきちんと言葉にできていて、しかも読み手がきちんと頷ける形にしているところは本当にお見事。今作は97〜99年辺りにテレビを賑わせていたドラマやCMについて色々と突っ込んでいるのですが、もうすっかり忘れてるような題材でも面白く読めるんだよね。読む事によって「あぁ、あったあった!!」なんて思い出せたりもするし。嗚呼、本当に惜しい人をなくしたなあと実感。これまでに出たエッセイ、読み漁ってしまいそうな予感がします。

  • ナンシーがTVについて(芸能人)あれこれ切りまくる一冊。TVについて語らせたらこの人以上は居ないと思うほど。

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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