レ・ミゼラブル 1 (角川文庫 ユ 1-1)

  • KADOKAWA
4.00
  • (5)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042007098

作品紹介・あらすじ

わずか一片のパンを盗んだために投獄され、十九年もの年月を獄中で過ごしたジャン・ヴァルジャン。長く過酷な服役のため、荒れ果てた心のまま出獄したヴァルジャンだが、ミリエル司教によって施された"慈愛"によって生まれ変わる。過去を葬ったヴァルジャンはマドレーヌと名乗り、富と名声を得、ついに市長にまでなる。しかし彼の過去を疑うジャヴェール警部の登場により、ヴァルジャンの人生に再び転機が訪れる…。いつの世に生きていようと、誰にでも当てはまる人間の真理を見事に描ききった、不朽の名作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アニメ化、マンガ化、ドラマ化、ミュージカル化された名作。わずか一片のパンを盗んだために投獄され、十九年もの年月を獄中で過ごしたジャン・ヴァルジャンだったがミリエル司教によって施された”慈愛”がキッカケとなり、生まれ変わってゆく物語です。ヴァルジャンだけでなく登場人物一人ひとりに生活があって、守るべきものがあって、生まれもった格差にたえながら必死に生きてゆく姿や、朽ちてゆく現実的な世界に涙が止まらない名作です。(テン)

  • 全4巻。愛に満ち溢れたフランス文学の金字塔であり、今さらかというほどの不朽の名作。10年以上前に読んだ印象とはやはり異なる読後感ながら大作から受ける感銘の大きさに変わりなし。荒れすさむ自らの運命に翻弄されながらも、その境遇に抗うことなく、人間としての苦悩と煩悶の中で絶えざる慈悲を惜しみなく与え続けるジャン・ヴァルジャンの姿に魅せられました。

  • 99.5.22

  • ちっちゃい頃好きだった、ああ無情
    胸に残る一作!

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1802年-1885年。フランス・ロマン主義を代表する詩人・小説家・戯曲家。10代の若さで詩人として国王ルイ18世に認められるなど、早くから頭角をあらわす。すぐに戯曲や小説を発表するようになり、1831年に『ノートル=ダム・ド・パリ』、1862年にフランス文学界の頂点といわれる『レ・ミゼラブル』を発表して、不動の名声を獲得。政界にも進出したが、激動の時代により亡命生活も経験している。

「2022年 『ノートル=ダム・ド・パリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヴィクトル・ユゴーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×