- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042022121
作品紹介・あらすじ
変わり者の鉱物学者リデンブロック教授が本屋でみつけた古い本。そこに記された暗号のごときルーン文字を、甥の青年アクセルとともに解くと、それは過去の偉大な探検家が遺した、地球の内部への道しるべだった!ハンブルクからはるばるアイスランドの火山へ-壮絶を極める未知の世界への旅。何度も死にそうな目に遭いながらたどり着いたのは、想像を超えた世界だった。巨匠ヴェルヌが描く、冒険SF小説の記念碑的作品。
感想・レビュー・書評
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ヴェルヌ作品の中でもかなり有名な方だと思うんだけど、集英社文庫の黄背シリーズにはなぜか未収録なので、今まで未読だった(>_<)
読んでみたら、愉快愉快( ´ ▽ ` )ノ
トンデモ本を盲信する、絵に描いたようなマッドサイエンティスト( ´ ▽ ` )ノ
巻き込まれ型で、愚痴ってばかりの甥っ子( ´ ▽ ` )ノ
シェルパ役の寡黙なハンス(というか、探検の厄介なところはほとんど彼一人でこなしてる)( ´ ▽ ` )ノ
トンチンカントリオが地球の中心を目指して珍道中( ´ ▽ ` )ノ
世紀を超えて読み継がれ、何度も映画化されてきた理由がよく分かる( ´ ▽ ` )ノ
科学的考証はおくとして、キャラと設定、展開とセリフが秀逸( ´ ▽ ` )ノ
「ほら男爵の冒険」の変形版だね( ´ ▽ ` )ノ
ラストの脱出方法なんて、完全に受けを狙って書いてる( ´ ▽ ` )ノ
50年も前の翻訳だから覚悟して取り掛かったけど、特に読みづらくはなかった( ´ ▽ ` )ノ
ただ「湯げ(ゆげ)」とか、癖の強い送り仮名が頻出するのには、ちょっと違和感(>_<)
解説、「ナウティルス」号にはびっくり(゚д゚)!
同じく集英社文庫未収録の「八十日間世界一周」は創元文庫で読んでるから、ヴェルヌの代表作で未読なのはあと「月世界」くらいかな( ´ ▽ ` )ノ
「チャンセラー号の筏」「アドリア海の復讐」「ミステリアス・アイランド」「氷のスフィンクス」等など、どれもこれも抜群に面白いから、ぜひ皆さんにも読んでほしいな( ´ ▽ ` )ノ
2017/02/13詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【印象】
ヨーロッパの地の底を探検できるとしたら。
有能で短気な変人教授、学者であるその甥、寡黙で善良な同行者。
地質学、生物学、考古学等を絡め、ややコミカルに。
【類別】
小説。
SF。ほんのりとファンタジー。
【構成等】
地上での行程についても多く描写されているので、冗長な印象を受けるかもしれません。
幕切れへ持っていくやり方に少し強引さを感じました。
【表現】
地の文は一人称視点です。
専門用語は多少含まれますが、一般的な教養があればそれほど問題なく楽しめるものでしょう。
文意は通るものの、直訳的で文脈にそぐわない表現が見られました。翻訳の手落ちでしょうか。 -
SFは好きでいろいろ読んでるけど、そういえばこれは読んでなかったなぁ~と思って。
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「児童書」というイメージが強かったのですが、意外にしっかり科学チックな話でした。SF小説の先駆け、という解説にも頷ける内容だったかと。ちなみに科学的な部分はさっぱり理解できていません(汗) 世界地図を見ながら読むともっと楽しめるのかもしれませんね。
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雨の日に読みたい本!