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- Amazon.co.jp ・本 (113ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042047032
感想・レビュー・書評
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賛否あるけど、私はめちゃくちゃ好きな作品。
コクトーっぽくない作品のように見えるんだけど、主人公の嘘つきサイコはやっぱり最後は悲惨に終わるあたりは、コクトーだなと。
読んだのが学生の時だった事もあり、
嘘って通し続けたら、いずれ本物になる!
なるほどね、悪くないね、新しい考え!
って、短絡的な解釈をしたのを覚えてる。
何が虚で何が実なのか?
それを決めるのは、本当は誰なのか、何なのか。
嘘は悪なのか?本当に?
嘘の上に成り立つ人生は全て作り物なのか?
そこにある生きた証を否定できるのか?
「死んだ真似をしなきゃ殺られてしまうぞ」
この言葉の真の意味とは。
立場が変わった今、再読したらどう感じるのだろう。
気持ちが上書きされる前に、感想を書き残してみました。
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無邪気な詐欺師トマは嘘つきの羊飼いに似ている。