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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
以下引用。 「(略)――まあ、考えてごらんなさいよ。ひとりぼっちで、自分のベッドへはいって寝るわけですからな。あの掛け蒲団のやつが、どのくらいたくさんの幸福な思いをおしつぶしてしまうことでしょうねえ。しかも、反対に、あいつは悲しい夢だけはいくらでも暖めてくれるんですからね」(ある戦いの描写、p.106) 「もちろん、行きますとも……」そう私は言って、ひとりで立ちあがったのだが、ひどい... 続きを読む »
毒虫に変わってしまったのにあまり驚かず現状を受け入れているかのようなグレゴールに最初違和感があったが、徐々に邪険に扱われていく様が余りにリアル。
現代のニートもこんな状態…?と思ってしまった。
そしてラストのグレゴールを差し置いたハッピーエンド!救いないなあ…
なんだか切ないというかなんというか、
発想のユニークさは素晴らしいんですが、
自分が支えていた世界で、
自分が邪魔になる。
自分がいなくても成り立つ。
自分がいない方が、
うまくいく。
そんな悲しさを、
寂しさを、
恨まない。
そんな世界を、
どうにも愛してしまう孤独。
愛しくて、悲しいです。
報われない愛しさがあります。
自分のいない世界を覗くような小説だと思いました。
私の記念すべきカフカデビュー作品。
シュールな現状とリアルな息苦しさ、残酷な解放が負のテンポを刻む名作だと思う。
現実ってこんなもんだ。
いろいろとなんとかこの本の解釈をしようと試みました。レポート(ノンフィクション)を読んでいるような感じがして、虫がすきじゃないので作品自体は好きではありませんが、一生心に残っている良い作品だと思います。
虫になるとかならんとかよりも
家族のありようがなんか切ない。
父親が偉そうなだけで頼りなさすぎるし
母親はいろんな面で弱すぎるし…
ものすごい作品なんやろうけど
ものすごい理解し難かった。
「変身」…SFだがユーモラスで、怖いがおもしろい。人間の本質に迫ろうとする意図が読み取れる。
「ある戦いの描写」…解説を読んで、主人公自身の心の葛藤が描かれているのだとわかったが、それまではなんのことやら、という感じで難解。抽象画を見ているような作品で、理解するのは難しい。
昔読んだときは新潮だったので今回は角川にしてみた。装丁に惹かれた。カバー装画は池田満寿夫。初期の短編『ある戦いの描写』同時収録。ハネケ監督の映画『城』を観たせいか、主人公イメージがウルリヒ・ミューエになってしまう。
朝起きたら巨大な虫になっていた。
中学時代、そのあらすじからして全く読む気が起きなかった変身。
意を決して読んでみた。
虫に変身した理由は「?」だし、家族の反応は思った通り。
けれどこれを読んで「引きこもり」が浮かんだ。
妹が親に向かって言った「いつまでこの化け物をグレーゴルだと思ってるのよ」はパンチが効いてていいと思う。
最後、虫は人知れず死んでいるのだけれど、それで家族の心が晴れやかになり未来への道が明るく照らされていくようなラストもいい。
なんとなく、虫に変身した兄を家族総出で支えて苦難を乗り越え何とか人間に戻す、そして家族の絆が深まってハッピーエンド、みたいな話を想像していたので…。
家族の反応がやばすぎ。毒虫じゃなくてxxだったらを考えるとリアルすぎて怖い。ハッピーエンドっぽいのも怖い。「ある戦いの描写」は私には理解できなかった。
「変身」は、ニートをイメージしたかのようなストーリー。後味悪し。「ある戦いの描写」理解不能すぎて断念。イメージできませんでした。

がんばって働いていても毒虫になってしまえば邪険に扱われるのね。





