- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042106142
感想・レビュー・書評
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野村萬斎氏が演じるにあたり、発声した日本語の美しさを熟慮して依頼した新訳。
私は初読みですが、従来訳に比べてわかりやすいのではないかと想像できます。
長年研究されている作品なので身構えていましたが、思ったよりシンプルというか下品というか(笑)。ひっかかる場所ではないのだろうけれど、下ネタ満載のセリフになんだかなーでした^^;
少女コミックなどでもハムレットの舞台を演じる場面があったりして、あのセリフはこのシーンだったのかぁと思ったり。
オフィーリアの立ち位置がイメージと違っていたことも面白かったです。
ト書きなのですぐに読めました。
機会があれば再読するかも…読み手の状況によっても捉え方が様々に変化しそう。やはり名作なのでしょうね。 -
そうか、こういう話だったのか。
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学生時代、受験勉強として著名な書籍と作者を覚えるということをした。大変無駄な労力であり、わずかしかない記憶のための脳スペースをこのようなことに使うのはもったいないのではないか、とか、ブツブツ思いながら暗記した。
時を経て。
あの頃暗記したおかげで有名な書籍の書名は知っているので、ちょっとした会話に不自由はないが、しかしそんな表面的なことだけで内容を知らずにこのまま人生を終えていいのだろうかと…時々思っていたのだ。
あらすじだけ集めたものを読もうかと思ったこともあったし、実際、手に取ったこともある。だけどあらすじだけを読んだところで、読書の楽しみは得られず、それでは受験勉強と同じだし、すぐに忘れる。
そんなところに最近よくある「新訳」本を入手。訳が現代文なので読みやすい。
しかもこれは狂言の野村萬斎氏が舞台で上演するために訳を依頼し、舞台セリフとして何度も声に出し読み、磨きをかけたそうで。確かにスイスイ音が頭に入ってくる。
さらに解説もついているのでわかりやすい。
えぇと戯曲としては楽しいのでしょうね。
しかしこのハムレットがこれほどまでに人類に愛され、読み継がれる理由までは、、、私には分からなかった…かな。タハハ。 -
大学のレポートの課題図書。
いい訳だと思った。 -
ラストの展開は圧巻。話よりも台詞が面白かった。
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一度読んでみたかったので読みました。
劇作なので台詞のみで初めは少し見にくいと思いましたが、中盤くらいで慣れます。
シェイクスピア四大悲劇と言われるとおり、ハムレットの最後は・・・。
ハムレットがとても可哀想でした。 -
劇の台本(せりふぱっかりで)読みにくいから、勧められながら忌避してたのだけど。
このあいだラジオで新訳のは凄く読みやすいからお勧めって言ってて、読んでみたら本当に読みやすい。
お勧めです。
ただ、教養もなく読みも浅い私は、さほど感動するということもなかった・・・
あっけないなぁ、と。とにかく。
ハムレットの、オフィーリアへの態度の急変がいまひとつ理解できない。
もちろん、母親である王妃の不義を思って、女性不信に陥った・・・というのは分かるのだけれど。
それ以上に理解できないのは、オフィーリアの狂乱。
彼女の側ではハムレットを愛していたのだとすれば、恋人により父親を殺されるという展開は狂乱に値するものだけれど。
父親の死の以前に、あまりにもオフィーリアのハムレットに対する愛着の記述が薄いから。
これが劇だと(それとも、もう少し慎重に読み込めば)、分かってくるものなのだろうか。
筋じゃなくて、もう少し個々のせりふであるかに深みを感じるべきなのかもしれませんが・・・ -
英語の勉強がしたくて買ったもの。
これは和訳だけど、原文はMITだかに存在する。ヒントは、野口悠紀夫の超英語法。 -
やっと読めたよハムレット…。太宰バージョンとはやっぱりすこし違うんですね。オフィーリアがあまり好きになれなかったのが残念。本当にあれじゃ可愛いだけの人形ですね。レアーティーズはこっちでもやはり男前でした。判りやすく悲劇でとても面白いんですが、太宰版に嵌りすぎてこっちにはあまりどっぷり漬かれませんでした。でもこの新訳シリーズの表紙は大好き。ロミジュリのときも思いましたがすごく力のある絵だと思う。日本人の方がかいてるんですねー。
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あの先生の授業を思い出す…胃をきゅんきゅんさせながらがんばったあの日を…。でも、この授業がなかったら、一生シェイクスピアを読まなかったかも知れない。でも、ハムレット・・・どんな話だったっけ???
これがわかるように訳した人もスゴイ!
これがわかるように訳した人もスゴイ!
シェイクスピアのイメージが変わりました。
シェイクスピアのイメージが変わりました。