新編 日本の怪談 (角川文庫ソフィア)

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042120056

作品紹介・あらすじ

「耳無し芳一」「ちんちん小袴」「ろくろ首」をはじめ、ハーンが愛した日本の怪談42編を叙情あふれる新訳で紹介する。江戸時代に詠まれた狂歌を、ハーン自らが解説した貴重なエッセイ「妖怪のうた」も収載。ハーンによる再話文学の世界を探求する決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 時々なぜか無性に読み返したくなる

  • 訳文が平易で子供でも読みやすい。
    江戸時代の狂歌を八雲自身が解説した『妖怪のうた』は、八雲の解釈と自筆イラストが良い味を出していて面白かった。

  • 子供のころ見ていた漫画日本昔話みたい。
    内容はつまらない。

  • 新編で日本の怪談
    「耳無し芳一」「ちんちん小袴」「ろくろ首」
    はじめ、ハーンが愛した日本の怪談42編を叙情あふれる。

  • 学生K、「やっぱり王道を征く「怪談」ですね。怪談を書けるようになりたいです…」

  • まあ帰化してるとは言え「日本通」というレベルじゃないんですね、先生。
    しかしどうも自分は怪談の読み方がわかってないのか、怖いというよりは切なさとか愛情とかそういうものばかり感じてしまう。

  • 言葉使いが綺麗な印象を持ちました。短編なので、空いた時間に、寝る前に読むことができ、よかったです。

  • 美しい日本の怪談

  • 子どもにも向けて書かれていると背表紙に書かれていたが、
    結構怖くて読み応えがありました。
    なんとなく知っていた怪談も、改めて読むことが出来てよかったです。
    古きよき日本の一面も分かりました。

  • 小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの作品を、池田雅之氏が編訳したもの。
    訳は低学年の子どもでも読めるよう平易な文章で書かれているが、稚拙さはなく洗練されていて読みやすい。

    「雪女」、「耳無し芳一」、「むじな(のっぺらぼう)」など有名な話や昔読んだ話ばかりが収録されていて、懐かしみながら読みました。

    一番心に残った話が――「和解」
    夫の身勝手さにより離縁を言い渡されたにも拘らず、恨み言を一つも漏らさず、むしろ自分が至らなかったせいだと、夫を許す妻の優しさに感銘を受ける。
    相手を真摯に思いやる夫婦愛に胸を打たれるが、実は妻が死んでいたなんて……。
    読み終わった後に、題名の「和解」という言葉の意味が、ずっしりと心に圧し掛かってきます。

    類似した話に『今昔物語』の「人妻死後会旧夫語」、上田秋成の『雨月物語』「浅茅が宿」があります。
    その中で、悲しいけれど美しい話に仕上がっている「和解」が一番好きです。

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著者プロフィール

原作:ラフカディオ・ハーン
一八五〇年、ギリシャ生まれの英国人。アメリカで新聞記者として活動したのち、一八九〇年、日本文化への憧れから、島根県の松江中学に英語教師として赴任。松江出身の小泉セツと結婚ののち帰化し、小泉八雲を名乗る。熊本五高・東京帝国大学などで教鞭をとりつつ、日本研究を海外に向け紹介した。著書に『知られぬ日本の面影』『心』『怪談』など。

「2019年 『BL古典セレクション③ 怪談 奇談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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