少女レベッカ (角川文庫)

  • 26人登録
  • 3.88評価
    • (3)
    • (1)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
制作 : 大久保 康雄 
  • 角川書店 (1971年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042219026

少女レベッカ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ふと本棚で目につき、何の気なしに読み出したらもうやめられなくて、続篇も合わせて一気読みしてしまった。奥付を見ると、この角川文庫版を買ったのが二十年前。初めて読んだのは忘れもしない偕成社版で、小学生の時だったが(半世紀近く前!)、装丁も挿絵もいまだに覚えている。当時すでにして立派な活字中毒児であったけれど、そうそう本を買ってもらえるわけではなく、もっぱら図書室の本にかじりついていた。だから、この本を買ってもらったときは本当に嬉しくて、繰り返し読んだものだ。その時の気持ちがよみがえってきて、胸がいっぱいになる。

    このお話は、どうしたって「赤毛のアン」を思い起こさせる。主人公の少女が馬車に乗ってこれから住むことになる村にやってくる冒頭部分などうり二つ。そのときの御者のおじさんが、最初の、そしてずっと変わらぬ理解者になること。「愛くるしい」というわけではない一風変わった容姿、それにもまして個性的で活発な性格。家ではおばさんに厳しくしつけられ、親友となるのはちょっと鈍いけれど優しいきれいな少女。……共通点がありすぎて、えーと、どっちのエピソードだったかなあと思うものもある。

    「レベッカ」の方が先行作だそうだが、作品としてはやはり「アン」が格上だとは思う。プリンスエドワード島の美しい自然をはじめ、なんといっても「アン」の世界はおしゃれだ。アン本人の魅力に加え、ダイアナとの心の交流も細やかに描かれるし、ギルバートの王子様ぶりもほどが良い。食べものや着るものの描写がまたオトメ心に訴える。

    「レベッカ」は、そういう要素でことごとく、あまりロマンチックじゃないのだ。読み返してちょっと驚いたくらいに。身もふたもないオカネの話や、狭量で噂好きな隣人たちの話なんかが結構多い。また、作者がしばしば登場人物について人物評を加えるのだが、これが辛辣。これを小学生の時読んでたのかあ。どこまでわかっていたものか。いや案外、そうだからこそ「アン」よりこっちを好んでいたのかもしれないなあ。

    少女小説と言えば「若草物語」や「小公女」あたりが人気の定番だろうが、私はあまり思い入れがない。「レベッカ」と同じ「少女ロマンブックス」シリーズにあった、「リンバロストの乙女」や「そばかすの少年」なんかの方が忘れがたく心に残っている。

  • 姉の旦那の父親がまだ生前だったときに遊びにいった際貰ったもの。

    「気に入った本があったら持っていきなさい。」

    と、言われたのだが特になく、だからといって貰っていかないのも失礼かと思い、題名が世界名作劇場っぽかったのと、大量生産的イメージが強いミステリー作家ばかりのなか、聞き覚えのない作家だったので、この本ともう一冊(香水と手袋)を選んだ。
    が、まだ読んでません・・・。おじさん、申し訳ないです。

    読まなきゃな〜レベル⑤(上記の理由で)

全3件中 1 - 3件を表示

ケート・D・ウィギンの作品

少女レベッカ (角川文庫)はこんな本です

ツイートする