カポネ 下 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042365051

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  • エリオット・ネスの言行が中心。
    兎にも角にもカポネを意識していたネスの姿が描かれている。

  •  上巻はアル・カポネの話でしたが、下巻はほとんどエリオット・ネスの話でした。正直に申し上げますと、おもしろくないと感じました。どうやら、エリオット・ネスについて描かれた他の作品を観たり読んだりしていれば、おもしろかったのでしょう。
     この下巻を読んで、アル・カポネに立ち向かった男といっても、なんだかあまりぱっとしない男だったんだな、という印象を受けます。

     読むのを辞めてしまおうか、と思ってしまったこともあります。それでも、そこは佐藤賢一さんの書き方がおもしろいので読み上げました。過去の、しかも日本ではない国の人が、今私たちが考えていることと全く同じなので、興味をもって読むことができます。そこにつまらなさを感じることもありますが、単に知識が加わると思えば読むの辞めてしまうのも残念かと思ってしまいます。

    2009.3.14. 17:30 机にて読了

著者プロフィール

佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞。98年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を、14年『小説フランス革命』(集英社/全12巻)で第68回毎日出版文化賞特別賞を、2020年『ナポレオン』(集英社/全3巻)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』のローマ三部作、モハメド・アリの生涯を描いた『ファイト』(以上、中央公論新社)、『傭兵ピエール』『カルチェ・ラタン』(集英社)、『二人のガスコン』『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『黒王妃』(講談社)、『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』『ラ・ミッション』(文藝春秋)、『カポネ』『ペリー』(角川書店)、『女信長』(新潮社)、『かの名はポンパドール』(世界文化社)などがある。

「2023年 『チャンバラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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