Yの悲劇 (角川文庫)

  • KADOKAWA
4.00
  • (88)
  • (129)
  • (63)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 1204
感想 : 88
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042507161

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後にジャッキーが毒を飲んだのが、分からなかった。

  • It was written that there was something wrong with this family genetically, but in the end, I did not know it.

  • 言わずと知れたエラリー・クイーンの傑作。30数年ぶりの再読は越前敏弥の新訳で。推理小説の歴代ベスト作品を選ぶとしたら,誰もがベストいくつかには選ぶであろう作品。細かいディテールにこだわる作風だからか,例えばクリスティーの諸作品に比べると,有名な割にはそれほど読まれていないのかもしれません。まだお読みでない皆様,是非ご一読を。

  • H30.08.17 読了。

    いやー、面白かった。
    古典的な作品だけど、文学って堅い感じはないし、エンタメだなぁと思うので。
    犯人は誰か、最後の最後まで全然わからなかったし、それを楽しめて読める話って流石だと思う。
    基本的に推理物で展開が二転三転するのは、振り回されてる感があって好きではないのだけど、この作品はちょうど良い。
    もっと長いとダレるかな、と思う。

    私の理解力が乏しくて、最後の結末が理解できなかったが調べてみると、なるほどなぁ。
    良い余韻。

  • 2018.8.15

    衝撃の犯人。
    ラスト数行の衝撃も良い。
    この本の魅力は衝撃の犯人ってところより、ラストのレーンの行いなのかなあ。
    犯人よりラストが衝撃だった。
    レーン黙っているから警視かわいそう。
    警察から情報もらうだけもらって黙っているのはフェアじゃない。
    サムよく耐えたな・・。
    探偵に好感がもてないだけで本の評価が下がる。ロジックや展開はとっても好きなのに残念。「知ってるけど言えません」みたいな思わせぶりがなあ。
    あと後半のレーンの苦悩表現が過剰かな
    読後不明点
    ・ジャッキーの自殺説はないのか  →ないことないけどラストの表現的にレーン
    ・ヨークハッターは自殺だったのか →下疑問の解決によって納得。たぶん普通に自殺。
    ・ハッター家の病とは?      →梅毒。今回初めて知った。性病。現代では完治率が高く病名が浸透していない&差別的表現が多いので、あえて病名はぼかしているらしい。けど本書では大事なところなのでもう少し説明がほしかった。私が無知すぎ?
    →・てことはペリーは父親の死で病気を知っていて、その復讐をしようとまでしていたのにバーバラと結婚する・・?父と同じ道をたどるんか?
    ペリーの心情描写もう少し欲しかった

  • 富豪の変人一家ハッター家を襲う
    連続事件。
    主人が水死体となって発見され、
    毒殺未遂事件まで発生。
    世間の注目を集める中、
    警察は名探偵ドルリー・レーンに
    登場願った。


    至る所で目にするタイトルだけに
    期待度が高かった上、
    Xの悲劇が素晴らしかったので
    期待外れ感は否めなかった。
    更に真犯人は序盤で推理出来る始末。
    これは予想外。
    最後でガツンと来ると期待してたので
    犯人やっぱりあいつかよと。
    しかし衝撃の結末は別で用意されてた。
    どうしてあの時名探偵が
    不可解な行動をとったのか、
    明かされた真相に心を揺さぶられた。

  • 小学生の時読んで大人になり再読。やはり面白い✨

  • いかれたハッター家の方々を苦しめる数々の毒薬たち。
    その身体に流れる忌まわしき血すらも...。
    不揃いで矛盾した犯人像のピースを矯めつ眇めつ
    見えてきた唯一の真実に探偵は苦悩する。

    誉れ高きレーン四部作の二作目。

  • 超久しぶりの再読。改めて読むと、フーダニット(犯人当て)ミステリとしては相当な傑作だ。忌まわしき性質を持つ一族ハッター家で起きた連続毒殺未遂事件と、マンドリンという不可解な狂気による一族のドンである祖母の殴打殺人。犯人の目的は何か? なぜ凶器にマンドリンを選んだのか? すべての出来事が不可解なまでに「ちぐはぐ」だが、それこそが著者が読者に提供している最大のヒントであり、驚くべき真犯人へと導く手がかりとなっている。最後の最後にいくつかのちょっとした謎が残されるが、ミステリ好きならまず満足できる一作。

  • 2016/09/10
    最後はパパの遺伝子が働いたんだったら、いいなぁ

全88件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エラリー・クイーンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×