Zの悲劇 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042507178

感想・レビュー・書評

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  • やはりエラリー・クイーン(バーナビー・ロス)とは馬が合はないのかもしれない……

  • 懲りずに第二弾

     Xの次がYではなくZなのは、古本屋で調達しているからに過ぎない。順番に買えるわけではないのだ。

     ということで今回はZ。サム警視の娘が語り部になっているため、文章のタッチが女性的であり新鮮。飽きさせないこの辺のテクニックは、さすが一流どころだといえる。

     筋はというと、あっと驚く真犯人は相変わらずなんだが、真犯人の描写ガラスとまでほとんど無い上に、殺人の必然性に乏しいことが加わって、さっぱりおもしろくない。

     四部作の残り二作はどうしようかなぁ。

著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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