リプリー (角川文庫 ハ 13-2)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042518013

感想・レビュー・書評

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  • 自分の読解力の低さか、翻訳のせいか登場人物たちに感情移入ができずあまり楽しめなかった

  • 映画のリメイク作品特集を捜す過程で知った作品。邦題「太陽がいっぱい」「リプリー」の原作。(原題:The Talented Mr.Ripley)といっても、まだ映画はどちらもみてないんだけど。

    普段はあんまり手に取らない系統の作品。サスペンスドラマは好きだし、ミステリー小説も好きなのに何故だろう…。

    …そしてやっぱりあんまり好みではなかったんだけど。

    でも、頁を閉じた瞬間ほっとするくらい、読んでる最中ずっと息を詰めてた。
    それくらい、主人公のトムの行動とか心情から目が離せなかった。捕まりそうな状況に陥るたびに、ハラハラしてしまった…。

    リプリーはシリーズになってるみたいなので、他のも読んでみたい。

  • 読み終えたとき、トム・リプリーという人物にただただ呑まれていることに気づいた。この物語を最初から最後まですべてを仕組んでいた運命という存在に“目をつけられた”主人公は、それだけで畏怖の対象になる。
    作中、主人公は常に追われている。鬱屈な日常、依頼された仕事の期限、親友になれたであろう青年の目、そしてトーマス・リプリー以外のあらゆる人間にだ。
    主人公は万能な存在ではなく、しかし優秀な存在である。作中で主人公がしでかした大きな事件は破滅に突き進むばかりのものと思われ、主人公の背中を追う読者は常に後ろを気にしなければならない。
    恐怖と緊張を戦い抜いたときの結末は何者にも代え難いものとなるはずだ。

  • 2度映画化されて、話の展開は分かっていても、とても緊張感があって引き込まれ、ページをめくる手を止められない本です。

  • ずるずる引き込まれるサスペンス。読み始めたら止まらない、いや、止められない。多くは語るまい。とにかく、どきどきしながら必死になってページをめくるあの感覚が好きなら読んで損はない。アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」の原作としても有名。

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著者プロフィール

1921-1995年。テキサス州生まれ。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。

「2022年 『水の墓碑銘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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