ホット・ロック (角川文庫)

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制作 : Donald E. Westlake  平井 イサク 
  • 角川書店 (1998年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042522010

ホット・ロック (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  刑期を終え出所した犯罪コーディネーター・ドートマンダーの下に昔からの相棒・ケルプが大きな仕事の話を持ってくる。ドートマンダーは仲間を集めて目的のエメラルドを盗みだす計画を立てるが…

     何とまあスマートじゃないクライム・サスペンスなのでしょうか(笑)。エメラルドを盗んでくれ、という依頼の元ドートマンダーたちは計画を実行していくのですが、どうにも毎回うまくいきません。

     一回目の博物館襲撃で仲間の一人が捕まり、その後何度やっても捕まりこそしないもののエメラルドは手に入らず……。ここまで失敗しているのにドートマンダー自身は捕まらないのが、確かにドートマンダーはやり手なのだろうな、と思いますが……、でもこれだけ失敗してたら他の作品ならとっくの昔に消されていそうな気がしますが(笑)

     彼の計画もかなり大胆なものが多く、話自体のテンポもよく非常に楽しく読めます。

     会話の軽妙さもいいです。ケルプが依頼主の国連大使に計画の必要資金の交渉の席でのやり取りや、
    病院に乗り込んだドートマンダーたちに対しそこで働く女医が言い放ったひと言など、笑えるものが随所に見られました。

  • 『語彙力こそが教養である』(角川書店)の中で、齋藤孝先生が薦めていたシリーズの1冊目。
    齋藤先生が海外ミステリーを紹介しているのが新鮮で、読んでみたくなりました。

    刑務所から出所したばかりの天才泥棒·ドートマンダーのもとに、相棒がさっそく持ってきた仕事は、大きなエメラルドを盗み出すこと。
    とある国の国連大使からの依頼ということで報酬も期待大、仲間を集めて仕事にかかるも、エメラルドはドートマンダーから逃げるかのように手からすり抜けていきます···。

    大胆で驚くような盗みの手口を次々に披露するドートマンダーですが、不運の女神に見初められているようで、肝心なところでうまくいかないのがかわいそう···。
    ユーモアたっぷりに描かれているので、ドートマンダーには悪いな、と思いつつ笑わずにはいられません。
    クセのある仲間たちやきな臭い弁護士など、登場人物たちも個性派ぞろい。
    彼らがなにをやらかしてくれるのか、わくわくしちゃいます。

  • 刑務所を出たばかりのドートマンダーのもとに、相棒のケルプが新たな盗みの仕事話を持ってくる。アフリカ某国のためにエメラルドを展示場から盗み出すのだ。ドートマンダーは仲間を集めて計画を立て盗みに入るのだが…。なかなかエメラルドは手に入らず、その度に意表をつく計画を立て実行するのは立派だが、肝心な所が抜けていてまた失敗するの繰り返し。正直盗みの計画はオーソドックスでドートマンダーの凄さはそれほど感じない。彼らのあまりの人の良さに呆れてしまう。だけど、ケルプを始め個性的な仲間たちのシュールな会話や行動に笑ってしまう。気軽に読めるコメディだ。

  • 面白く読みはしたのだが、ウェストレイクの作品として見た場合、出来は良くない。ハードなクライムノベルの方が資質として合っている気がする。主人公を始めキャラクターは愛すべき人物なのだが、まだ薄い印象しか残らず、カタルシスも味わえなかった。次作からに期待したい。

  • とにかく気楽に楽しめるウェルメイドなスラップスティッククライムコメディ。
    読後感も爽快。キャラクター造形も見事で、これならシリーズ化は必至というもの。

  • 1970年の作品で、ドートマンダーシリーズ第一作。40年以上前の古い作品だが、とても楽しく読めた。刑務所から出所した強盗犯の主人公が、アフリカの小国国連大使から頼まれ、宝石を盗む話。真剣に計画をたて、仲間とうまく進めていくのだが、なぜかなかなか宝石が手に入らない。仲間たちのキャラクターもよいし、国連大使もいい味だしてて、展開もよくて、もちろん一気読み。このシリーズ続けて読んでみようと思う。

  • 最初に読んでこれに惚れた

  • 解説が中野翠だったので「ああ」と思って、結果その通りの内容。

  • 面白い。会話のいちいちが笑える。ニヤニヤしっぱなしだった。

  • ドートマンダー1作目。
    メチャメチャ面白い!

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ホット・ロック (角川文庫)の作品紹介

長い刑期を終えて出所したばかりの盗みの天才ドートマンダーに、とてつもない仕事が舞い込んだ。それはアフリカの某国の国連大使の依頼で、コロシアムに展示されている大エメラルドを盗み出すというもの。報酬は15万ドル。彼は4人の仲間を使って、意表をつく数々の犯罪アイディアを練るが…。不運な泥棒ドートマンダーの奇怪で珍妙なスラプスティック・ミステリー。

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