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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042541097
感想・レビュー・書評
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サロンの絵が奏でる、美しくもおそろしい死のメロディー。本格推理。
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前作『指に傷のある女』の時とは異なって今回は平常心で読書に没頭できた。従ってこれは真っ当な評価である。
プロットはいい、というより水準レヴェルである。ただ、登場人物が今一つ抜き出てなかった。各々の描き分けられ方は確かに上手く成されているが、どうもステレオタイプに留まっている感がある。
やはり結局小説を生かすのはあくまでその中の登場人物であり、たった一人の個性的な人物が脇役であっても、そこにいれば、忘れ得ぬ一編となるのだ。
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