アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

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制作 : Paulo Coelho  山川 紘矢  山川 亜希子 
  • 角川書店 (1997年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042750017

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アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)の感想・レビュー・書評

  • 正直消化不良の読書だった。
    童話調で導入は読みやすかったが、進むにつれてファンタジィなのか精神論なのか判別のつかない、解釈の難しい展開が次々と起こり、一体どこから置いて行かれたのかすら定かではない。おそらくオアシスのあたりから?この本のタイトルが「アルケミスト」であることも腑に落ちない。
    ところどころ気になる表現や考えはあったが、思い返せばそうだと信じ込ませるような内容でしかない。例えば少年の前に現れた王様が、「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」と言う。未来のある者がこれを聴いたら、さぞかし励みになるだろう。しかし、ある程度未来が固まってしまった者にとっては、まったく現実味を帯びて感じられないと思われる。人生はそう甘くないことを既に知ってしまっているからだ。なのに大人はあえて現実を教えず、子どもたちに可能性を信じ込ませるものだ。10代の若者がピュアな気持ちで読んだら、何か触発されることがあるのかも知れない。
    よって、臨界期を越えた自分に響くものはあまりなかったが、もしかしたらいつの日か、しれっとこの本を子どもに勧めている自分がいる可能性は否定できない。
    170213読了

  • 20130801読了。
    面白かった。一番大切なもの、捜し求めているものは足元にあった。
    でも、それがそこにあるということは、遠く回り道をしなければ気づかなかった。そしてその回り道は決して無駄ではなかった。
    人生、どんなことでも意味のあることなのだと改めて思えた。

  • 読む度に違う発見のある一冊。人生で本当に手に入れたいものが見つかった時、宇宙全体がそれを手に入れられるように動き始める。

  • この本を教えてくれた人とも、街角で出会った。物語の中でも、環境の変化や人との出会いが時間を導いていく。見えない流れに運ばれ、時に手なずけながら人生を変える。胸を高鳴らせる思いの力で、奇跡や大きな夢にも届くと感じさせてくれる本。
    きっとこの本は、感性が強い人には面白い。漠然とした世界観の中から、自分の現実にも必要な言葉が見つけられる。といっても、普遍的な愛や自由やらのテーマではなくて、自分の心で見た生き方について。現象を素直に受け止めることで、自分の存在がどういうものか、世界の仕組みも見えてくる。
    はっきりと、人生はこういうものだと書いてあるのではなくて、見つけるものは本を読む人それぞれ。物語の主人公の旅は、ヒントの1つでしかないけれど、示唆しているものがある。題名の「アルケミスト」錬金術師は、物語の少年のことでもあり、個々の人生の主人公、私たちのことでもある。
    少年が変哲のない日々から大切なものを見つけ、人生そのものを価値ある宝物に変えたのが、彼の錬金術だと思う。それと同じように、私たちも、自分次第で人生を金に変えることができるはず。そんなメッセージもあるのではないかと、私は解釈したいです。

    私は、心が鈍くなったときに『アルケミスト』を取り出して読むと、清々しくなります。
    偶然出会った人と交わした言葉や、今日の些細な出来事もどこかへ繋がっているけれど、何を感じ汲み取るのかで道が変わっていくのかもしれない。私も、毎日の時間に隠れたものを見逃さないでいたいなと、思い出させてくれるのです。
    もしかしたら、1年後に読むとまた感じ方が変わるのかもしれないけれど、その時々で心に訴える部分が変わっていくのは、長いお付き合いができる本だからだと思います。

  • 本作品の主人公は錬金術師(アルケミスト)ではない。
    旅好きの,一人の羊飼いの少年の物語である。

    少年はある夢を見た。同じ夢を二回も。
    それはエジプトのピラミッドに行けば,そこに隠された宝物を発見できるだろうというものだった。
    羊と宝物との間で迷う少年。そんな時に出会ったある老人の言葉をきっかけに,少年はスペインのアンダルシアの平原からエジプトのピラミッドへと長い旅に出かけた。

    旅の途中,少年は色んな人と出会う。
    泥棒に金を盗られ,クリスタル商人のもとで働き,砂漠では錬金術師を目指すイギリス人に会い,オアシスでは運命の人と出逢う。

    少年は彼らから多くのことを学んだ。そして,それよりも多くのことを自然から学んだ。

    錬金術師は物語の後半になってようやく登場する。
    彼は決して多くは語らず,それでいて彼の言葉は重く,深みを帯びていた。

    「傷つくのを恐れることは,実際に傷つくよりもつらいものだと,おまえの心に言ってやるのがよい。夢を追求している時は,心は決して傷つかない」

    羊飼いの少年同様,私も多くのことを彼から教わった。この物語は著者パウロ・コエーリョの紀行体験がもとになっているらしい。先が見えず,これからどう歩んでいこうかと幾度なく思い悩むこの頃。今この時に,自分がこの本と出会えたことに感謝したい。

  • 良い言葉が多くて人生のヒントがいっぱい転がっていると感じた。以下、雑多にですが本文より読みながら拾ったパワーワード。

    愛とは砂漠のように動かないものではなく、風のように動き回ることでもなく遠くから見守ってるものでもない、大いなる魂を変え、より良いものにする力

    傷つくのを恐れるのは実際傷つくよりつらいもの

    学ぶ方法は1つしかない、行動を通して

    風に乗せてキスを送り、その風が少年のほほに触れて欲しい

    人は愛されるから愛される
    愛に理由はいらない

    ラクダは裏切る、疲れないのに突然ひざまづいて死んじゃう、馬は少しずつ疲れる

    男はいつも未来に基づいて人生を生きている

    世界中で話されていることばの最も重要な部分
    すべての人が心で理解できる言葉 愛

    人生はパーティ
    過去の教訓と未来の夢とともに今を生きる

    人は誰でもその人の学び方がある

    人は自分の運命のり、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方がもっと大切になってしまう

    自分を縛っているのは自分だけ

    スプーンの油を忘れずに世界のすばらしさを味わう

    本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ている

    メッカには決して行かない、そうしたいと一生想う

  • 人が夢に向かって進んでいくのを困難にさせる一番の原因は他でもない夢を追うことによって傷つきたくないという自尊心なんだと知った。腑に落ちない点もいくつかあったとはいえ、心に残る大切な言葉もいくつかあった。まずその筆頭が「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい」この言葉は心にしっかりと留めておきたいと思う。どこに進めばいいかわからず立ち止まった時にこそ、自分の心に耳を寄せることを忘れずにいたい。

  • 同僚に勧められた一冊

    夢は追い求めなければ叶わない。
    前兆だと信じ、ただまっすぐに進むことが正しいこともある。

    で、やっぱり、錬金術士の弟子は主人公だったので、イギリス人の子はその後どうなるんだろう?同じく何かを信じ抜いてるのに、叶わないものと、望んでないのに何倍も多く得られるもの。

    一度起きたことは二度と起きない
    二度起きたことは三度起こる

    哲学的で、含蓄のある一冊で、想像力が試されるのも面白かった。

  • 羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。
    「BOOKデータベース」より

    寝ているときに見る”夢”てけっこう重要なのではないかと思う.すくなくとも何かをするときのきっかけになる.
    自分を縛るものは自分.周囲をよく観察して前に進んでいけばチャンスは転がっている,人の気持ちを考えて自分の心に素直に従えば道はひらける.

  • 人は夢を持っても、それを持ち続けられるか常に試されているのだと思った。多く人はその試練を超えられなくて諦めてしまう。人にバカにされて、すんなりと諦めてしまうこと、突き進んでも困難にあたって砕けてしまうこと。夢を持つことは難しい。それでも、この少年は夢を持ち続けた。幸運が訪れる結果を信じて私も突き進みたい。

  • 「心を黙らせることはできない」「前兆に従って」
    珍しくファンタジーが読みたくなった。旅先で読もうかと思っていたのだけど、寝る前に少し読んだらとても癒されたので、そうやってちびちび読み進めた。
    素直な気持ちにさせてくれる物語。前向きな力が湧いてくるよ。

  • 羊飼いの少年サンチャゴは彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドを目指し長い長い旅へ出る。

    旅のなかでサンチャゴには様々な試練が降りかかるが、絶望のなかでも明確な目的が定まっている彼には強さがあり、それは自身を奮い立たせる原動力にもなっている。また、全ての経験は“大いなる言葉”や“大いなる手”を手にする道へと続く、つまり全ての行動には意義があり、本書では「マクトゥーブ」(「すべて(神の手によって)書かれている」)という考え方につながっていく。
    旅の出会いの先々でサンチャゴが経験や人からの教えで学ぶことは、万人に当てはまる大切な姿勢の数々。短い作品にも関わらず人生の指針となるような意味深いフレーズが全体に散りばめられている。
    ファンタジーであり、放浪記であり、哲学書でもある丁寧に読み進めたい1冊。

  • 一度、数年前に読み、また最近読みたくなって読みました。
    前より、今のほうがすーっと言葉が入ってきました。
    タイミングを選ぶ本かもしれないですね。

    「それに、彼女はすでに自分の宝物を見つけたのだ。それはおまえのことだ。だから、彼女はおまえにも、おまえが探しているものを見つけてほしいと思っているのだ。」
    という部分に共感。

  • 初めての本棚登録&レビュー。


    この本から学んだこと、感じたこと、気づいたことはたくさんある。
    本当に正しいことは自分の心が知っている。
    物事には前兆があり、その前兆をきちんと理解できるかどうかがその人の人生を左右すること。
    そして、その前兆に従うことはとても勇気がいるということ。


    思えば今までの人生の中でターニングポイントになっている時間の前にはなにかしらの「前兆」があった。でもその前兆は一瞬で過ぎていくこともあれば時折何度も垣間見えたりもした。そういう兆しをきちんと読み解けるようになりたい。そしてその前兆に従えるようになりたい。

    記念すべき第一冊がこの本でよかったと思う。
    一生大切にしたい。

  • 何年かに一度読むようにしている本。
    自分が迷ったり、気持ちがぶれたりしたときに読み返して、立ち位置を確認できる本。
    そのたびに前に進む勇気を持てたり、大切にしたいことが
    何かということを確認できる。
    面白いのは、毎回感情移入できる人物が違うこと。
    前回読んだのは2011年。
    次はいつかなー(笑)

  • 文章の全てが哲学みたいな本。こういう本も読めるようになって、少し嬉しいなと思いました。

  • 登録していてびっくりしたが、こんなに読者がいる本だったとは。今まで知らなかった本だが、なんかで話題になったのかな?

    羊飼いの少年が大いなる意志を感じ、エジプトのピラミッドへ宝を探しに行く話。いわんとしていることは分からないでもないが、いまいちピントは来なかったな。だが、やはり人にはそれぞれ使命が有るが、心の壁などでその使命に気付け無い人が多い、自分の使命に気づき、それを全うするのが産まれてきた意義だと言う事は分かる。私も、兆候やお告げをスルーしまくって今に至るのだろうな、今からでも間に合うかな?と思う。
    #私をリーダーに導いた250冊

  • 羊飼いの青年がエジプトにあるとされる財宝を目指して旅をしていく過程でクリスタル商人の下でのバイトや人に騙されたりといった経験を通じて人間的な成長を遂げて本当に大切な宝のありかを突き止める。

  • 学生時代に読んだときにはまったく響きませんでした。

    展開に脈絡がないような気がするし、精神的なものばかりが強調されていて、もっと言うと(布教用のパンフレットみたいな)ぎこちない日本語も気持ちが悪いと感じていました。
    ひとつも論理的でない、衝動に任せて人生を歩んでいけよ、と言われているような気がして、なんだか危険だなあ、とさえ思いました。

    それからかなりの年月が経って、いまでも「読むべき」みたいに紹介されているので、再読しました。

    したがって、期待半分疑念半分で読んだわけですが、やっぱりそれほどの感動は得られませんでした。前回の感想のいくつかは、そのまま持ち越すことになりそうです。

    ハッとする部分もありましたが、引き合いに出された人々(地道に彼らが思うことをやってきた商人やイギリス人青年)を、ちょっと否定的に語りすぎているように感じます。
    彼らは彼らの哲学に従って生きているのですから、それはそれで幸せなんじゃないかな、という同情も覚えます。

    あまりにも礼賛されているので、穿った見方になってしまっているのでしょうか。そんなことはないと思うのですが。

  • いつか子どもができたら手に取ってほしい

  • 名著といわれる所以がわかった。ちりばめられた真理がある。忘れたころまた読もうと思う。

  • ○物事の真理とは、努力とは。前兆を感じ取れるようになれば未来も明るい!
    主人公のサンチャゴは羊飼いだ。羊飼いは毎朝起きて羊の世話をして田舎を周り続け一日を終える。サンチャゴは字が読める。学校で習ったのだ。
    いつしか、羊のための旅ではなく、自分のために旅をするようになったサンチャゴは、本や見知らぬ老人、起こりくるいろんな前兆や出来事に対処しながらも、その中で自分はどう生き抜くべきか、悟る。
    キャラバンに参加しピラミッドまで旅行するサンチャゴは、錬金術師やイギリス人の商人と共に行動する。その中でサンチャゴが得ることとは。

    印象的な表紙だ。読了した人なら想像してみよう、どのシーンだろうか。最後に砂漠の向こうから届いた風に口づけをしているシーンだろうか。
    前兆を感じ、自分の心に耳を傾け続ける。決して倦むことなくただひたむきに前を見る。サンチャゴに錬金術師が語ったのはそういうことではなかったか。
    「前兆」とは日本語にありそうな言葉で言えば運命だろうか?翻訳が正しくないのではないと思う。たぶん「前兆」が一番重要な単語なのだ。前兆のニュアンスはなんだろう。予知できること?雰囲気で感じ取れるようになること?状況判断や経過判断の中で想定を考えること?
    挫折しそうなことでも、必ず上向きになったり回復できたりするのは、その「前兆」があるからなのだ。その前兆を感じ取るためには、サンチャゴが本書で哲学したように、自分の心に耳を傾け続ける。

    "幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだ(p40)"
    木を見て森を見ず、でもなく木も森も見る、ということだろうか。真理をついている。

    再読すればするほど、新しい発見がある。

    何か人生や仕事に迷ったり、息詰まったら、サンチャゴの旅を追体験してみると何か一つは解決策を見つけられる、そんな本だ。

  • 10年以上前に買って読んで「いい本だったのでまた読もう」と思い、なんどか行った断捨離をサバイブしてきた本である(笑)

    内容は殆んど覚えていなかったので、初めて読むようにワクワクして読めた。
    舞台の殆んどが砂漠で、大いなる魂とかやたらとスピリチュアルな単語がいっぱい出てきた。

    目が魂の強さを表す。というのが心に残った。
    あまり人の目を見て話さない方なので、心にとめるようにしようと思った。

    2017/06/17再読了

  • 神秘的で少し宗教的だがとても示唆に富んでいてよい。

    周囲のことばに耳を傾けること、知識と知恵、己の心との対話

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アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)の作品紹介

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。

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