ライフ・レッスン (角川文庫)

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  • 角川書店 (2005年8月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042920021

ライフ・レッスン (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この本はエリザベス・キューブラー・ロスという世界的な医学博士・精神科医とデーヴィッド・ケスラーというホスピスケアのスペシャリスト、二人の共同によって作られた本です。

    エリザベス・キューブラー・ロスさんは晩年、脳梗塞になり、左半身麻痺で車椅子の生活になりました。その際生死をさまよう経験をした事がその後の彼女の人生観に多大な影響を与えたようです。2004年に亡くなられています。

    この本はお二人の患者さん・クライアントを通じて得た経験を通して、人生を15のレッスンに分けて書かれています。
    愛のレッスン、人間関係のレッスン、喪失のレッスン・・・。
    本当の話なので、心に響きました。

    どれも素晴らしいお話で抜粋するのはどこ?ととても迷いました。
    ただ私はこの本の言いたかったことは実は前書きにあると思います。

    『人生のレッスンとは、みずからの卑小性にはたらきかけ、否定性をとりのぞいて、自己のなかにも他者のなかにもある最良のものをみいだす作業にかかわるものだ。人生の暴風にも似たそのレッスンは、わたしたちを本来のわたしたしに立ちかえらせてくれる』

    エリザベス・キューブラー・ロスさんは時に非常識なことをする人に怒りをおぼえ、自分の物を盗んだ看護士を「許さない。今後も許す気はない」と書かれてます。

    これにちょっと驚きました。
    だって普通セラピストやカウンセラーという人は、やたら「許せ」と言うけど、世界的な精神科医が「許さない」とはっきり書いてる!
    その勇気と誠実さに感動しました。

  • 幾多の死に向き合い、自身も幾度となく死の淵を覗いた終末期医療の先駆者が、人生の最後で遂に捉えた「生と死」の真の姿を通して学ぶ15のレッスン。死を知ることは生を知ること。ただ生存することと生きることとの違いを気づかせてくれる。リアルな生とは?死を宣告された人にこそわかる生の真の意味とは?自分を超えた何か大きな力の存在が確かにあることを想像したら何やら温かい癒しを感じる思いがする。日常という人工的な幻想にずぶずぶに浸かって忘れかけている大切なことに気づかせてくれる一冊。非常に良書。

  • 何年か前に読んだときにも興味深かったが、わたしは頭で理解して、自分の知識をほんの少し増やしただけだった。

    それから、自分の人生でも大きな波をかぶり、藁にもすがる思いで再び手にとった。言葉の一つ一つが、わたしの傷ついたこころに染み込んでいった。

    それは、わたしを慰めるだけでなく、きびしく問うものでもあった。「お前は、人生で何を後回しにしてきたのか?」

    ようやく自分のこと、として読めるようになった。

  • 教員のオススメ(老年・在宅)
    図書室だより夏号(2017年)掲載

  • 学生のとき,『死ぬ瞬間』を読んで何か感じるものがあったことだけは覚えている.これはその著者の晩年による,人生とは何ものかを綴った集大成ともよべるものだろう.人生とは学ぶためにある.愛をだ.と簡単に書けるがその真理は奥深い.しかし単純であるらしい.エリザベス女史は,老いて脳卒中を患い,車椅子の生活をしいられた.その体験を踏んで後に編まれた本書では,彼女の学びにおいて未熟な姿を自ら告白する態度に,だれもが同じ人間なのだなあと感じさせるものがある.語られる珠玉の言葉はエネルギーにあふれ,生きて死ぬことに力強いエールを贈ってくれる.

  • はっとりさん

  • キューブラ・ロスの著作の中で最も有名なものは『死ぬ瞬間』ですが、私はこの本が1番好きです。

  • 「死ぬ瞬間」など「死」についての研究で知られるキューブラー・ロス博士の「生」についての本。
    死を間近で見てきたからこそ、ここまで深く生きることを考えられるのでしょう。
    今まで何度も読んできてその度に発見がある本です。

  • 否認と孤立、怒り、取引、躁鬱、受容。

    これは死を受け入れるまでの五段階ですが、自分の意思に反して人生を方向転換せざる得ない状況にも当てはまると思います。

    例えばキャリアを方向転換させる場合。
    今までの自分をリセットする、なかったことにする、つまり一度死ぬ、という感覚に近い。
    それ以外でも、人は執着した何かを失うときに、五段階を経験しているような気がします。

    今自分がどの段階にいるか?

    自分に問いただし意識することで、だいぶ救われるような気がするのです。

  • 「死ぬ瞬間」の著者であるエリザベス・キュプラ・ロス博士著。「生のあり方」や「人生の学び」など心豊かに生きて行くための道しるべが書き綴られています。

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