ペギー・スー x 魔法の星の嫌われ王女 (角川文庫)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042951117

感想・レビュー・書評

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  • 本当は、惑星アンカルタの王女で妖精アゼナは妖精ではなく、ペギーの母で王妃だと分かりアンカルタに連れ戻されるペギー。

    王宮の生活に馴染めないペギーと、よそ者として邪魔くさく思う王宮の人々。

    日々の生活にうんざりしているときに、王宮の占星術士から王国の危機について知ってしまい一人立ち上がる事に。

    あらすじはこんな感じ。

    ペギー・スーの物語は、いつも苦境の連続で面白いけど、救いが無すぎて、読むのに苦労するのですが、今回は特にきつかったです。

    惑星アンカルタに連れてこられる際に、青い犬以外の仲間を連れてくる事を許されず、心細い上に王宮の人間は自分の事やメンツだけを考える貴族たちばかり。

    父や母もふぬけ状態で頼りにはならず。

    婚約者には、命を狙われてしまうしまつ。

    軍馬の厩舎で下働きをする少年と出会い恋心が芽生える様なシーンも有りますが、残酷な結末に。。。

    妖精も出て来ますが、童話に出てくる様な可愛らしいものではなく、人間を自然を壊す悪いものとして滅ぶ事を願う戦闘集団。
    その戦闘集団にも命を狙われることになります。

    かなり救いのない内容ですが、どうなってしまうのか気になって読み進めてしまいます。

    しかし、こんなキツい話よく思いつくなぁと毎回感心してしまいます。
    でも、 1作目に比べるとましなのかも知れまんが。。。

  • このシリーズの中でひさびさにわくわくしながら読めた。
    ペギー・スーが良かった、というよりは、コランのエピソードが良かった。

  • 久しぶりにペギースーを前回読んだところまで借りて読んでみた。

    前にセバスチャンが野生化してからずっとセバスチャンがまた出てくるのを待っている私。。
    出てこなかったけど...。

    久しぶりだったから記憶違いかわからないけど、
    今までペギー目線から話が進んでいく形だったと思っていたけどコラン目線からも話が進んでいた。
    今まではそんなことなかったよね?

  • 内容は、今までと同じように、個性的で面白かった。
    文の書き方は、淡々としていて、スラスラ読めました。

    ただ、あまり淡々としすぎて、あっさり終わっちゃった感じがあるかも。

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著者プロフィール

1951年、フランスパリ生まれの人気SF作家、推理小説。
母親の精神障害のせいで不遇な幼年時代を送る。80年に発表した『病める都市の断面図』でフランスSF大賞を受賞。81年の『深淵に種蒔く人々』でアポロ賞受賞。その後SFのジャンルを超えて、幻想小説、ミステリー、歴史小説にも進出し、94年に発表した『真夜中の犬』でフランス冒険小説大賞を受賞。2000年からはサン=ジェルマン出版のマスク双書の編集主任も務める。
2001年から刊行したジュニア向けファンタジー『ペギー・スー』シリーズは30ヶ国語に翻訳された。
2010年代に入っても『エージェント13』シリーズなど数多くの作品を発表してい る。

「2017年 『闇夜にさまよう女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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